異世界おじさん 11巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
収納魔法の中に封印したはずの「マガツコトノヌシ」が、まさかの復活?
しかも逃げられたのが、おじさんがうっかり収納魔法を開きっぱなしにした事が原因!
大聖堂に勤める使徒・リリファンに取り憑き、王神剣までも奪われ大ピンチのおじさんですが…。
異世界おじさん 11巻には第53話から第57話と番外編とおまけが収録されています。
異世界おじさん 11巻のネタバレ、あらすじ
第53話
今日もおじさんの過去を見るために自宅へと訪れた藤宮は、ドーナツの差し入れを持ってきてくれました。
ドーナツを食べながら、豆から引いたコーヒーを飲みつつ、おじさんの異世界での生活鑑賞を始めていく三人は、王都へと訪れたおじさんを見ます。
「マガツコトノヌシ」と、とんでもない悪霊を除霊するために、アリシアの元へと向かう事になったおじさんですが、王都に入るなり臨戦態勢に入るおじさん。
相変わらず魔物と間違われてしまうんだと、藤宮とたかふみはおじさんの不憫を沈痛な面持ちで見守ります。
しかし、何かを察したのか、おじさんは森で修行するエドガーとライガの気配を察し、二人と顔を合わせます。
久しぶりの再会に喜ぶエドガーとライガは、何をしに来たのかとおじさんに尋ねます。
おじさんは神妙な面持ちでアリシアに「マガツコトノヌシ」を除霊して欲しいと言うも、二人は冗談だと笑ってしまいます。
第54話
アリシアと再会したおじさん。
またもや無意識にアリシアをべた褒めしてしまい、彼女とのフラグを大いに立ててしまうと、たかふみと藤宮は呆れてしまいます。
アリシアのそんな可愛らしい恋心も理解していないおじさん。
あいも変わらずにマイペースでアリシアを翻弄しながらも、「マガツコトノヌシ」を祓うために大聖堂へと向かいます。
神聖勇者の肩書きを持つアリシアのおかげで、上手く予約を取り付ける事ができた、おじさんですが、無事に事は進むのでしょうか?
第55話
とりあえずこれで「マガツコトノヌシ」を祓うことができるんだと思っていた、たかふみと藤宮。
しかし、おじさんはシークパーを動かしながら、あっさりと「マガツコトノヌシ」に寝ている間に逃げられてしまった事や、王神剣までも奪われたと言います。
まさか寝ぼけているときにうっかと逃げられてしまったのかと、問い詰められるおじさん…。
「マガツコトノヌシ」は自力で収納魔法から抜け出す方法を会得したみたいで、おじさんには非がないようなのですが、当時のおじさんは自分のミスだと慌てていたようです。
情緒が色々とおかしいおじさん。
はたして「マガツコトノヌシ」は何処に行ってしまったんでしょうか?
第56話
逃げてしまった「マガツコトノヌシ」を捜索している中で、修道会からすぐに大聖堂へと来るように言われたおじさん達。
向かってみれば、アリシアが無理矢理に時間を割り込んで、何を祓おうとしているのかを問われてしまう事に。
そんな状況の中で、たかふみと藤宮はこの修道会の誰かに「マガツコトノヌシ」が取り憑いているのではと考えます。
国王代行が怪しいという藤宮。
しかし、たかふみはそんな可能性は無いと言います。
誰もむさいおじさんに取り憑きたくはないだろうと、自信ありげに言うたかふみ。
はたして「マガツコトノヌシ」誰に取り憑いているんでしょうか?
第57話
「マガツコトノヌシ」が取り憑いていたのは、修道会の受付をしていた少女・リリファンでした。
なんで彼女が取り憑かれていたと解ったのか?
それはオークとしていつも酷い目に遭う自分が、心配されるわけ無いと、荒んだ気持ちで異世界の厳しさを知っていたからこそだと、自信満々に言うおじさん。
藤宮とたかふみは、悲しげにおじさんの異世界での不憫を改めて理解します。
アリシアの体術による奇襲で一瞬の隙を突いたおじさんは、「マガツコトノヌシ」の動きを封じ、そのままアリシアに除霊を頼むも、「マガツコトノヌシ」は抵抗してきます。
二人の魔力が互いに打ち合う中で、静観する事しかできないアリシア達。
はたしておじさんは「マガツコトノヌシ」を封じる事ができるのでしょうか?
番外編
それはある寒い日のお話…。
メイベルに恥ずかしい格好をさせたとツンデレエルフさんに叱責されるおじさん。
その服を自分にも着せろと、あいも変わらずにツンデレを暴走させてしまう彼女に、サンタ服を着せる事になってしまいます。
可愛い衣装に戸惑ってしまうツンデレエルフさん。
自分みたいな女には似合わないと言うツンデレエルフさんに、おじさんはなんと言うのでしょうか?
おまけ
獣のローブを長く着てしまい、すっかりと野生化してしまったメイベル。
このままでは本当の猫になってしまうのではと、ツンデレエルフさんは無理矢理に獣のローブを剥がしてしまいます。
これを着ればイメージした獣になる事ができるらしく、興味本位に試してみたツンデレエルフさん。
すると気づいてみれば、なんとおじさんの膝の上で寝転がり、甘えていたとメイベルに笑われてしまうツンデレエルフさん。
自我を失って猫になってしまったツンデレエルフさんは、おじさんと向き合えるのでしょうか?
異世界おじさん 11巻の感想
今巻のおじさん…、なんか大ピンチでも場当たり的な状況でなんとか異世界で生き延びていたんだなと痛感しました。
おじさんの異世界生活って基本がとんでもなくハードモードでしたからね。
オークに間違えられてしまうわ、人攫いにあって売り飛ばされてしまうわと、苦労したからこそ、変な順応性が身についたんだと思うんですけど…。
そんなおじさんに恋をしているアリシアって、本当に良い娘なんですよね。
でもおじさんは全然アリシアに対する気持ちを理解していない様子なので、アリシアが不憫でなりません。
いつかアリシアの想いが、おじさんに伝わればと思います。
さてそんなモテモテ無自覚なおじさんですが「マガツコトノヌシ」にも目を付けられているようです。
しかし…、この「マガツコトノヌシ」って基本的に美少女にしか取り憑いていないんですよね。
コイツってもしかして美少女好きの変態なんでしょうか?
流石にエルフの次に少女に取り憑くなんて、何を考えているんでしょう?
なんかこの「マガツコトノヌシ」もヒロイン化しないかと気になるところです。
何分に封印されていたとんでもない怨霊。
今後の展開においては敵になれば苦戦は強いられてしまうし、味方になれば心強いのですが…。
次巻は決着編となるのか、おじさんの活躍に期待です!
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