よふかしのうた 4巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
初めて人間が吸血鬼になるところを見たコウ。
友達だと思って付き合っていたメンヘラさんが、セリさんに恋をして成り立った結果だった。
果たして、コウは同じように恋愛へと発展出来るのでしょうか。
よふかしのうた 4巻には第30夜から第39夜までが収録されています。
よふかしのうた 4巻のネタバレ、あらすじ
第30夜 あっくんと呼んでくれ
人が吸血鬼となるところを初めて見たコウでしたが、その実感は得られないでいました。
道でバッタリ会ったメンヘラさんが、随分と雰囲気が変わって格好よくなっていて驚いたコウ。
メンヘラさんは礼が言いたかったとコウに言いました。
あのままではセリと別れていただろうからと。
コウは吸血鬼になったメンヘラさんを羨ましく思います。
自分は吸血鬼になれるだろうか。
メンヘラさんも、二人は本当に友達だから難しいだろうねぇ。と、でも、友情から恋に変わることも珍しくないから。と言ってくれました。
吸血鬼になって変わったことは?と聞くコウ。
メンヘラさんは、人間の時に感じていた、三大欲求の内の要らないであろう性欲。
しかし、それは個ではなく種の繁栄のためなのだと気付いた事。
そして、血を吸いたくなった事。と言いました。
第31夜 都合良くモテない知り合い
吸血鬼であるミドリがモテる為に働く場所として選んだのはメイド喫茶であった。
ミドリのスマホに一緒に働いている子から休みの連絡が入った様子。
人が足りるのか心配になり、都合良くモテない知り合いでもいないものかと思案していた時、偶然にもそこをコウとナズナが通り掛かったのでした。
ナズナにバイトを頼むミドリ。
ついでに、先日はコウにあるかなしかで言ったら無し。と言われた事を、メイド喫茶でナンバーワンと言われている自分を見せて覆そうと思ったようだ。
コウにとっては初めてのメイド喫茶であり、ナイトプールとはまた違った甘ったるい空間を感じた様だった。
お帰りなさいませご主人様。に、おじゃまします。と返すコウであった。
第32夜 盗撮画像を拡大して見る
メイド喫茶の店員の盗撮画像がネットに流れている事が判明し、画像を拡大して見たコウはスケベ呼ばわりされます。
画像を丹念に見ていたコウはあることに気付きました。
盗撮されているのはアリサだけだということ。
ミドリはコウに盗撮犯を捕まえることをお願いします。
翌日、メイド喫茶の控室で盗撮画像とにらめっこをするコウ。
けっこう際どい画像もあり、いったい何処から撮ったのか推理します。
外側の窓の辺りから撮ったと思われる画像から、場所の確認する為に、外からベランダへとナズナの力を借りて降りてみます。
試しにそこから部屋の中のナズナを撮ってみると、あまりの写真写りの悪さにびっくりしましたが、それであることに気付きました。
あまりにも写真写りの良い盗撮画像だということを。
第33夜 運が良ければわかるかも
犯人が分かったかも。と言ってナズナとミドリに話そうとするコウ。
話している側から自信がなくなっていき、運が良ければ分かるかも。になってしまいました。
作戦は現行犯逮捕。
ほぼ確実に捕まえられるといいますが、問題はそれが起きるのは今日とは限らないことでした。
取り敢えず作戦通りにと、コウとミドリはロッカーに隠れ、ナズナはベランダで待機します。
ミドリに説明をするコウ。
隠れなければならない理由は犯人が盗撮をしやすい状況を作る為だと言います。
それは間違いなく閉店後の店に誰も居ない時に起きると言うのでした。
そして控室に仕事終えたアリサが入って来ました。
そして、ベランダ側の窓が開く音がするのでした。
第34夜 最低だろうか
学校では優等生として振る舞っていると自負しているアキラ。
しかし、それは周りと馴染むために嘘で作られたものだという。
男の子と遊んでばかりいたせいなのか、精神的に周りの女子と同じではないと感じているようです。
ある日、さくらという、たまに話す程度の子に声を掛けられました。
コウと幼馴染ということを尋ねられ、アキラとコウが付き合っているのかと聞いてきて思わずびっくりするアキラ。
どうも、さくらはコウの事が好きな様で、いろいろと聞きたかったらしい。
いろいろと話し、退屈な学校生活にはいい刺激だった様です。
それから少ししてコウが女子に、さくらを振った事を問い詰められてる現場を見てしまいました。
第35夜 この先生が苦手だった
不登校となったコウが、夜に最も会いたくない存在といえば、学校関係者です。
しかし、ついに出会ってしまいました。担任の先生に。
先生だと分かって直ぐに逃げようとしましたが、追い掛けてきた先生は気分が悪くなり戻してしまいました。
ベンチに座り水を渡すコウ。
澤先生は真面目で気難しい感じの人で苦手意識を持っているコウ。
どうしたものかと思っていると、見られたくないところを見せてしまった。と言う先生。
酔って走ったら駄目だな。と言いながら缶ビールを開ける先生でした。
これぐらいしか楽しみがないんだよ。と言う先生は、いつもとは違う雰囲気にコウも肩の力が抜けた様でした。
第36夜 わははは飲酒運転だ~!
ナズナの部屋へ行ったコウは驚きました。
今まで薄い布団一枚で施術していた添い寝屋の風景が一変していたのです。
いったいどうしたのかと聞くコウ。
お金って、最高。と返すナズナ。
どうやらメイド喫茶で稼げたことで、そう思ったのでしょう。添い寝屋も充実させて稼ごうと思った様でした。
早速客引きだ。とコウもバイトに駆り出されました。
見た目に凄く疲れていそうな人や、眠れなさそうな人が居たら声を掛けてみようとは思ったものの、本当に声を掛けていいものだろうか。
不安を抱えながら歩いていると、いかにも疲れていそうな女の人に出会すのでした。
まるでナンパの様な誘い文句に、言った自分が照れていると、いいよ。と返ってくるのでした。
第37夜 暗くて見えない
マヒルからコウとアキラに連絡があり、会えないかと言う。
久々に3人で集まると、マヒルは行きたいところがあると言い、何処かと思えばコウ達が通う学校だった。
マヒルは夜の学校に忍び込んで3人で遊びたいと言うのだった。
コウが学校に来なくなった事をきっかけに、しっかりと3人で遊んだという思い出を作りたいらしかった。
もし、マヒル君が自分が吸血鬼になりたいと言っても、今までと同じ様に友達でいてくれるのだろうか。
コウはそんな事を思うのでした。
マヒルが学校の七不思議を調べてみようと言い出し、始めはトイレの花子さんを検証する為に、女子トイレへと向かうのでした。
第38夜 吸血鬼って知ってるかい?
学校に伝わる七不思議の一つに10年前に失踪した男性教諭が、夜になると失踪当時担任をしていた教室に現れる。
居るはずがないと思って開けた教室のドアの奥には、黒い人影が見えるのでした。
それはコウ達へ向って歩き出し、どうして生徒が居るんだ。
今日で最後だったのに。と、訳の分からないことを言いながら近付いて来るのでした。
そして次の瞬間、アキラに飛び掛かりました。
押さえ付けられ身動きが取れないアキラ、マヒルは直ぐに助けに入りましたが、コウはこの状況に、この人物の行動に心当たりがありました。
アキラを押さえつけているその吸血鬼をパイプ椅子を薙ぎ払うように勢いよく叩き付けるのでした。
第39夜 あなたは人のまま死ぬ
コウが添い寝屋に誘おうとした探偵が現れコウ達に、吸血鬼って知ってるかい?と言いました。
我慢の限界を越えた様子の吸血鬼は、今度はその探偵に向っていきました。
探偵の首元を噛む吸血鬼。
しかし、その直後に苦しみ出し、血はこんなに不味かったのか。と言うのでした。
10年前に失踪した教師は、吸血鬼になってから今まで一度も血を吸った事がなかったようです。
どうして我慢なんてして、今まで血を吸わなかったのか。
コウには分からなかったようですが、探偵はこの元教師の代弁者のように言いました。
誰が好き好んで吸血鬼になんかなりたい。
よふかしのうた 4巻の感想
実際に人間から吸血鬼になった人に、吸血鬼になって変わった事を聞くコウです。
夜遊びの世界を忘れたくないから。という理由で吸血鬼になろうとしているコウですが、実感が湧かない様子。
そもそも、夜遊びの感覚を忘れない為という理由事態が、かなり希薄な気がしますが。
夜の世界で働く吸血鬼の姿も目にします。
メイド喫茶ですが、吸血鬼も食事と生活の為に普通に仕事をしているのが面白いですね。
ナズナも添い寝屋をしていますしね。
その添い寝屋も充実させるために設備を整えてみたり。
その客引きで出会った探偵ですが、マヒルがコウとアキラを誘って学校で七不思議を探している時に、出会ってしまった10年前に失踪した元教師の吸血鬼との場面で、何故か現れます。
何故かというよりは、探偵は探偵として失踪した教師を探す手がかりを求めて、夜の学校に来た様ですが、どうやら元教師が吸血鬼になっている事を知っている様でした。
また、コウが吸血鬼になりたい事も知っている様で、夢を叶えさせるつもりはない。とコウに向かって言いました。
今までは吸血鬼側からしか見て来なかった世界に、人間側から見た意見が出てきて困惑を覚える様です。
君は何も知らない。そう言われたコウは、果たして今までと同じ様に吸血鬼になりたい。と素直に思う事が出来るのでしょうか・・。
続きが気になります。
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