よふかしのうた 5巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
学校で吸血鬼に出会ったコウ、マヒル、アキラの三人。
それはコウが知る吸血鬼とは違い、禁断症状から狂暴化した吸血鬼でした。
君は何も知らない。そう探偵に言われたコウ。
知らないを知る為に、早くナズナに会わなければと思うのでした。
よふかしのうた 5巻 には第40夜から第49夜までが収録されています。
よふかしのうた 5巻のネタバレ、あらすじ
第40夜 案外悪くない
君が知らないだけで色んな吸血鬼がいる、君は何も知らない。
そう探偵に言われたコウは、よく分からない感情にナズナに会わなければいけない。と思うのでした。
コウが出会ってきた吸血鬼たちは皆、綺麗で理性的でした。
しかし、昨日出会ったそれは、知っている吸血鬼とはかなり違い、戸惑いが収まりません。
コウはナズナの部屋へ行くと、彼女は手ぐすねを引いて待っていました。
昨日は血を吸えていないので今すぐにでも吸いたい。
玄関先で血を吸おうとしながら、我慢出来なくなって理性が飛ぶところだった。という言葉を聞いた瞬間。
コウはナズナを突き放してしまったのでした。
第41夜 大人になったら
マヒルからデンワを受けたコウは、マヒルの様子に普通ではない何かを感じ、マヒルの事が心配でなりません。
しかし、出会ったマヒルはコウの予想を裏切り、いつもの明るいマヒルでした。
花束を前カゴに詰め自転車で現れたマヒル。
家の花屋の手伝いだと、夜に堂々と出掛けられる事を嬉しそうに話すのでした。
配達先は夜のお店が主で、配達先で出会った、ほとんど胸が見えている女性の胸元に釘付けになるコウ。
あからさまな行動に、もっと上手に見ないと。とマヒルに言われながら、いつもの様子のマヒルに安心するのでした。
配達の終わりに、俺は大人になったらコウとアキラの3人で飲みに行きたい。と言うマヒルはコウに聞くのでした。
何で吸血鬼になりたいんだ?と。
第42夜 今日ウチ親いないんだ
マヒルに、何で吸血鬼になりたいんだと聞かれた後の日。
ナズナはわざわざコウの部屋へと行きたいと言いました。
コウの家は片親で親が仕事で不在という、丁度誰も居ない時でした。
コウの部屋へ入ったナズナは中2男子にありがちなエロ本を探して楽しみますが、それはコウが話しをしやすくする気遣いだった様です。
マヒルに言われた事や血を吸わなかった吸血鬼。
吸血鬼を殺す探偵と、今までの楽しいだけの夜の世界だけでは無い状況に、吸血鬼になることを悩みはじめてしまったコウでした。
ナズナはそれに追い討ちをかけるように、吸血鬼なんて退屈なだけだよ。と言うのでした。
第43夜 俺はあんたの考えを肯定できない
ナズナの一言は、コウの考えや気持を迷宮へと誘うようで、考えが更にまとまらなくなってしまったコウ。
何故、自分は吸血鬼になりたいのか。吸血鬼になって何がしたいのか。
気持ちの整理がつかないコウは、吸血鬼の事を知っているであろう探偵に会って、話しを聞こうとするのでした。
探偵はどうしてコウが吸血鬼になりたい事を知っていたのか。
どこまで自分の事を知っているのか。
コウは聞いてみることにしました。
探偵は怖くなるほどの情報を話すのでした。
全て推理だと言いますが、コウにはどこまでが本当の事なのか見当がつきません。
しかし、自分が吸血鬼になりたいということをどうして否定するのか。というコウの質問に、吸血鬼は悪だからに決まっている。と探偵は答えるのでした。
第44夜 あるものが有ること
探偵に脅されて公園に隠れているところに現れたのは、吸血鬼のハツカでした。
身を隠す為にハツカのマンションに案内されたコウでしたが、ハツカの部屋にはハツカを「様」呼ばわりする数人の人が居ました。
ハツカはその人達に向って、今夜はお客さんが居るから帰ってくれないか。と言います。
文句を言うその人達に、ハツカは言う事が聞けない子は好きじゃないと、まるで躾けるように言うのでした。
シャワーを浴びてくるから待っててと言われたコウ。
待ちながら先程の異様な光景を思い返します。
眷属か眷属候補。男も女も居た。
いったいハツカは何者なのだろう・・。
すると、タオルを忘れたから取って欲しいと、浴室の扉を開けた時に見た光景は、あるものが有るのでした。
第45夜 恋バナしようや
ナズナがニコたちのところに突然現れ、コウが吸血鬼にならなくても許して欲しい。と言ったらニコがキレた。
するとハツカのスマホに連絡が入った。
とても不味い状況だと、コウとハツカは認識を合わせます。
コウが吸血鬼にならなかった場合、殺される事は確定ではない。
しかし、吸血鬼側には厳しい対応があるかもしれない。
解決策はコウが吸血鬼になること。
そこで、ハツカは僕の眷属になれと言います。
コウがナズナを好きになる可能性は低いし、コウにとって異性である必要はないだろうと言うのでした。
でも、コウがハツカに恋することはない。と言うと、要は好きだと勘違いさせればいいんだよ。と言いました。
第46夜 仲良くヤろうや
本当は、夜の遊び方なんて知らないもんな。とコウが怒っていないかと心配するナズナ。
コウが吸血鬼にならなくても放っておいて欲しい。
ニコたちに頼むナズナでしたが、ケジメを付ける為にコウを殺した方が楽だと言うニコ。
しかし、コウを殺したら私がニコを殺す。と言うナズナ。
ナズナにとってコウはこれまでの人間と何が違うのだと問われるのでした。
ニコたちが居る所に着いたコウでしたが、既に話しは終わった様で、ナズナはそこには居ませんでした。
何があったのかと聞くコウ。
君の安全と引換なんだから、安いケジメではない。と言うニコの言葉に、ナズナを探しに行くコウでした。
第47夜 夜守くんの話がしたいんでしょ?
先日は、コウ君が世話になった。とハツカの家を訪ねたナズナ。
ハツカの眷属候補たちがハツカのイスになっていたり、食べ物を口へ運んでいたりとで、普段からそうなのかと聞いたみたナズナ。
いつもはナズナが座っているソファだけど、座るところが無かったからイスになってもらっただけだ。というハツカの言葉を普通に受けるのでした。
ナズナの要件は、コウが世話になったからお礼に飲みに行こうということでしたが、ハツカは直ぐに本心は違うことだと気付きました。
夜守君を落とすアドバイスが欲しいんだよね。
とりあえずとして服装をいつもの露出多めから、女の子らしい服装に着替えさせて店に行くのでした。
第48夜 どうして?
マヒルが配達の最後に寄るようにしている店には、憧れているキクさんが居る。
配達の度に話し掛けてくれて、いつの間にか隣に座って話す様になっていた。
相談ごとなどをすると、いつも一番欲しい言葉をくれる。
夜もコウとの事を話すと、これから仲直りしに行こう。と言ってくれた。
団地の公園に居たコウとアキラ。
マヒルはコウに「確認したい。何になっても友達だよな。」
その答えに、当たり前じゃん。と返ってきた。
完全に認めた訳ではないが、コウが腹が減ったら自分のを飲ませればいい。
そう言うと、丁度コウとアキラとで同じ事を話していたらしいので、ズルいと思ったマヒルだった。
第49夜 私の話 聞いてた?
初めまして夜守くん。
コウは驚きを抑えられず、その場を離れた。
マヒルくん。どうして吸血鬼と一緒に居るの?
すると、目の前にその吸血鬼が現れた。
夜守コウくん。どうしてあなたから吸血鬼の匂いがするの?
僕は自分の意志で吸血鬼と一緒にいる。
マヒル君は友達だ。マヒル君を騙すような事はしてほしくない。
コウはマヒルがキクが吸血鬼だということをまだ知らないでいるのなら、自分がマヒルに告げるということをキクに言いました。
キクが眷属を作るか食事のためにマヒルを利用しているのではないかと思ったコウは、邪魔をするなら殺すと言われるのではないかと身構えていました。
しかし、キクは自分からマヒルに打ち明けたいから言わないでほしい。とコウにお願いしてきました。
よふかしのうた 5巻の感想
元教師の吸血鬼に出会ってしまったコウ。
今まで見てきたどの吸血鬼とも違う、なりたくてなった訳ではない吸血鬼の姿に、驚き隠せないでいました。
また、マヒルは初めて吸血鬼を初めて見た様でした。
コウとアキラはその存在を知っている事に戸惑いを隠せない様で、あの時現れた探偵のところへ情報を聞きに行きました。
この時点では、本当にキクの事を吸血鬼だと感づきもしていなかったのでしょう。
この時、探偵に吸血鬼の話を聞いているので、吸血鬼の悪い一面しか情報を与えられていないと思われます。
しかし、後にキクが吸血鬼だと知っても、キクと一緒に居たいと言います。
前回のあっくんと同様に、恋は盲目なのかもしれませんね。
対してコウの方は、見た事のない吸血鬼の姿や、マヒルからの一言で吸血鬼になりたいという純粋な気持ちの雲行きが怪しくなり、その気持ちがナズナにバレます。
その時のナズナの行動は、他の吸血鬼とは違うのだろうと思いました。
多分ですが、他の吸血鬼なら何としても眷属にするためにとか、食事を逃さないと自分に引き寄せるような行動をとるのではないでしょうか。
ところがナズナは吸血鬼の仲間に、放っておいてほしい。と頼みに行きました。
ナズナそのものが他の吸血鬼と違うのか、ナズナにとってコウの存在は特別なものなのか。
それは定かではありませんが、コウの事を想うナズナの感情が見えたような気がしました。
さて、また厄介そうな吸血鬼キクが登場してきましたが、この後のマヒルの運命はいかに。
次巻が気になります。
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