マッシュル MASHLE 16巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
強敵・長男ドゥウムの前に対峙するマッシュ!
傷ついた仲間達の想いを受けて、自分の身体をコントロールする術を得た彼は、ドゥウムを攻める。
その強さを前にドゥウムも己の力を解放していく。
極限までに鍛えあげた身体を駆使し、最強の魔法使いを倒す事が出来るのか?
マッシュル-MASHLE- 16巻には第137話から第145話が収録されています。
マッシュル MASHLE 16巻のネタバレ、あらすじ
第137話 マッシュ・バーンデッドと新しい力 130字
かかってこいと挑発するマッシュに対して、ドゥウムは9割の力を解放します。
マッシュを掴み、壁に叩き付け、打撃の連打を食らわすドゥウム。
瓦礫に埋もれたマッシュに勝利を確信するドゥウム。
しかし、マッシュは全くの無傷で、平然とした様子を見せています。
オーターは驚愕します。
全て受け身を取っていたのだと、マッシュの完全なまでの肉体操作に唖然とする仲間達。
このままドゥウムを倒せるのか?
第138話 マッシュ・バーンデッドと鏡の魔法
自身のプライドを刺激してくるマッシュの存在に、静かに怒りを覚えていたドゥウム。
マッシュもまた自分の力を解放しようと、腕の重りを捨て、クレアチンを取り出します。
瞬発的な筋肉の力を解放するために必要なエネルギー源となる、それを摂取し、全力で振り下ろしてくるドゥウムの剣撃を受け止めようと口を開いたマッシュ。
しかし、剣の軌道は変わり、彼の眼前に向けてきます。
頭部を横薙(よこな)ぎされたかと思いきや、ドゥウムの斬りつける攻撃を瞼で止めてしまうマッシュ。彼の底知れない力は、もはや予測不能でした。
第139話 マッシュ・バーンデッドと4人の幻影
ついに10割の力を完全に解放してしまったドゥウム。
しかし、彼は屈辱などを感じてはなく、解放された力に高揚していました。
より強い者と戦いたいとするドゥウムの渇望に、マッシュは解らないと言います。
自分よりも強い相手と戦う事でワクワクはしないと、今すぐにでも帰りたいと言うマッシュの言葉を否定し、自分の本質を教えてやろうとするドゥウム。
魔法の鏡を召喚し、4人のドゥウムを創り出します。
数で攻めてくるドゥウムの前に、マッシュは勝つことが出来るのでしょうか?
第140話 マッシュ・バーンデッドと究極の形
ドゥウムの猛攻を前にしてマッシュが行った方法は、なんと脱力する事でした。
凄まじい剣圧で大剣を振り回すドゥウム。
しかし、完全に力を消してしまったマッシュを斬る事は出来ず、まるで空中を漂う紙を斬っているようでした。
そして繰り出される攻撃はしなやかで途方もない威力を含んでいました。
攻守に優れた攻撃を前に、ドゥウムは最後の手段へと出ます。
それは全ての魔力を解放し、短時間で決着を付けるつもりです。
第141話 マッシュ・バーンデッドと百の分身
マッシュを完全に倒すために分身を幾重にも出してくるドゥウム。
無数のドゥウムの攻撃にマッシュの脱力防御は効かず、徐々に追い詰められてしまいます。
しかし、マッシュの表情に焦りは無く、何かを行っています…。
その時に気づきます。
分身が一人、また一人と、ドゥウムの前から消している事。
そして気づきます。
マッシュが光速で動き、分身を一人ずつ地面に埋め込み、要塞から叩き落としていた事に。
全てのドゥウムの分身が外に捨てられ、一対一になったマッシュとドゥウム。
そして最後の一撃が、マッシュによって放たれます。
第142話 マッシュ・バーンデッドと最後の敵
ドゥウムを倒したマッシュ。
しかし、イノセント・ゼロは余裕を崩さずに、マッシュの健闘を称えながらも、所詮は勝てないと言い放ちますが、既にその隣にマッシュが立っていました。
いつの間に訪れたのかと、知覚できなかったマッシュの動きに、イノセント・ゼロは臨戦態勢を取ります。
そんなイノセント・ゼロにマッシュは言います。
いい歳をしてイノセント・ゼロとか名乗るの止めた方が良いです。
そして付け加えます。
少し痛いかも。
そんな煽りから始まる最終決戦の行方は?
第143話 マッシュ・バーンデッドと枯れた腕
イノセント・ゼロの時間魔法によって触れる事が出来ず、ドゥウムの大剣を利用し、物理的に殴りつけていくマッシュ。
しかし、イノセント・ゼロの召喚した巨大蛇により、もう片腕をもミイラにされてしまい、両腕が萎びてしまうマッシュ。
これで攻撃ができまいとするも、マッシュはイノセント・ゼロの口にクツを放り込み、裸足になった両脚で、柱をへし折り、それを股で担ぎながら振り下ろしてくるのです。
完全に規格外の攻撃に打って出てくるマッシュの連続殴打。
予測できないマッシュの攻撃にイノセント・ゼロは完全に意表を突かれてしまいます。
第144話 マッシュ・バーンデッドと絶体絶命
日食が始まり、ついに真の力が解放されるイノセント・ゼロ。
作りあげた兄弟の心臓を取り込み、完全体になったイノセント・ゼロは、マッシュの心臓を奪ってしまいます。
マッシュでも捉える事の出来ない俊足の動きを手に入れたイノセント・ゼロは、ついに最期の要となる、マッシュの心臓を手に入れてしまったのです。
完全に終わったと、全ての人間が絶望する中…、マッシュの攻撃は放たれました。
心臓が無くとも動けるのかと、微かな希望を抱くフィン達。
しかし、マッシュの身体は限界を迎え、新作シュークリームの事を思いながら、意識を失ってしまいます。
第145話 マッシュ・バーンデッドと秘密の助っ人
心臓を奪われたマッシュの危機に訪れたメリアドールは、オチョアを投げ飛ばし時間を稼ぐように言うも、彼はイノセント・ゼロにゴマをすり、案の定裏切ってしまいます。
マッシュにトドメを刺せと言われ、迷いも無く岩で顔面を潰そうとするオチョア。
しかし、何者のかの攻撃に晒(さら)された瞬間、マッシュはフェン達に奪われてしまいます。
早くメリアドールに治療して貰わなければと、微かな息をしているマッシュに希望を託すフィン達。
そんなマッシュのために命を賭けてくれたあいつのためにと、急いでメリアドールの下へと向かいます。
そしてイノセント・ゼロと対峙していたのは、かつてのマッシュの敵であるドミナでした。
はたしてマッシュは復活する事が出来るのでしょうか?
マッシュル-MASHLE- 16巻の感想
マッシュが復活し、ついにあのドゥウムが倒されたと、喜ぶのもつかの間の急展開が連続する内容でした。
やはり主人公が遅れてくるのは王道中の王道。
マッシュの登場によってシリアスな展開が瓦解し、マッシュのペースに嵌(は)まっていくドゥウムの動揺具合が痛快でした。
弱いわけではないのですが、マッシュの常人離れした強さは、もはやギャグ補正の賜としか言いようがありませんね。
完全にマッシュのペースに嵌まってしまうドゥウム。
彼も弱いワケでもありませんが、マッシュに勝つにはシリアスすぎたとも言えます。
さて、ついに大ボスでもあるイノセント・ゼロと対峙する事になったマッシュ。
そして開口一番にマッシュが告げたことは、イノセント・ゼロの名前が痛いとの事。
…それ言ってしまうのか?
そんなツッコミをしてしまいました。
まあ確かに痛い名前ではありますが、ここでそれを言ってしまうのかと、マッシュの豪胆さは変わりありませんね。
そして始まるイノセント・ゼロとの対決なのですが、マッシュの攻撃の発想はズバ抜けています。
両手が使えなければ、柱で殴れば良いと、まさにパワーの思想と言わんばかりの攻撃方法で、イノセント・ゼロを圧倒するマッシュ。
このまま勝てるかと思いきや、まさかの心臓を奪うとは!
すっかりと忘れていましたが、イノセント・ゼロは大ボスでしたね。
心臓を奪われたマッシュを助けるために、最期に現われたドミナ。
はたして仲間達の想いはと、最期の決戦が近そうです!
次巻へと続きます。
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