葬送のフリーレン 5巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
一級試験を受けるべく、魔法都市オイサーストへと来たフリーレン達。
始めは受験資格すらないフリーレンでしたが大昔の聖杖の証を知る人物のおかげで受験することが叶います。
最初の試験は三人一組でのパーティー戦です。果たしてその課題とは・・。
葬送のフリーレン 5巻には、第38話から第47話が収録されています。
葬送のフリーレン 5巻のネタバレ、あらすじ
第38話 隕鉄鳥
一級資格取得の為の第一次試験が始まりました。
試験内容は隕鉄鳥を捕まえる事。
合格条件は隕鉄鳥が入った籠を所持している事とパーティーメンバーが全員揃っている事。
また、試験区域以外に出た場合は失格となるというものでした。
フリーレンが所属するパーティーメンバーはラヴィーネとカンネという幼馴染で、試験会場で出会った時から喧嘩ばかりしている二人です。
二人は隕鉄鳥に関しての知識がない様なので、フリーレンは見つけたら観察する事を提案します。
やっと見つけた隕鉄鳥。しかしラヴィーネとカンネは先走り捕まえようとします。
見事な連係プレーで捕まえたかにみえましたが、直ぐに逃げられてしまうのでした。
隕鉄鳥は頑丈で音速を超えて飛行する鳥だったのです。
第39話 捕獲作戦始動
隕鉄鳥を観察した結果をまとめるフリーレン、ラヴィーネとカンネ。
音速を超えて飛行する鳥に追いつくことは不可能。
頑丈で並みの攻撃ではびくともしないので拘束も不可能。
しかも魔力に敏感で、人が近づくとすぐに逃げられてしまう、という事でした。
受験者が探し回っているので警戒して姿を現さないかもしれないし、見つけても捕まえる事が出来ない。
ですが、フリーレンは「鳥を捕まえる魔法」であれば捕まえる事は出来るかもしれないと言います。
但し、射程距離が短く魔法を撃つまで足止めしなければなりません。
ラヴィーネとカンネが使う魔法でどうやって捕まえるのか作戦を考えるフリーレン。
導き出された答えは、他のパーティー全員に喧嘩を売るかもしれない作戦なのでした。
第40話 鳥を捕まえる魔法
水場を手当たり次第に魔力を込めて回ったフリーレン達。
魔力が込められた水場には隕鉄鳥は寄って来なくなることを見越しての作戦ですが、同時に他のパーティーに喧嘩を売ったも同然です。
凍った水場を溶かそうとするパーティー。
まだ魔力を込められていない水場を探そうとするパーティーなど、様々な対応をしますが水場に魔法を使えば当然、隕鉄鳥は寄って来ません。
他の水場を探しに空を飛べば、鳥型の魔物の餌食になります。
そうした中、魔力が込められていない水場でフリーレン達は身を潜めているのでした。
フリーレンは魔力を完全に消し隕鉄鳥を待ちます。
そして、そのフリーレン達の行動の真意に気付き、機をうかがうパーティーがいるのでした。
フリーレンが隕鉄鳥を捕まえたと同時に、そのパーティーは行動を開始するのでした。
第41話 覚悟のための時間
試験開始早々に隕鉄鳥を捕まえたフェルンのパーティーは、隕鉄鳥を奪おうとする他のパーティーに狙われ戦闘が起きているのでした。
フェルンの対戦相手のエーレはフェルンの戦い方がまるで自分のおじいちゃんと戦っているかのように感じています。
単純な攻撃魔法と防御魔法しか使わないのに、まるで隙がなく熟練の魔法使いと戦っているような感じがするのです。
もし相手がヴィアベルだったなら今頃は死んでいる。
今、戦っている子、多分殺されるよと言うと、そうですか、と答えるなり物量でエーレを倒してしまうフェルン。
一方、ヴィアベルと対峙しているユーベルは「見た者を拘束する魔法」によって動きを封じられています。
この魔法は相手を殺すまでの猶予を欲しがっている様だ、と歴戦の魔法隊隊長でも殺しに躊躇するのだと感じているのでした。
第42話 戦う理由
ヴィアベルに拘束されたユーベルの元に現れたフェルン。
相手をしていたエーレを殺したとヴィアベルに告げると、合格条件であるパーティーメンバーが全員揃っている事に外れてしまう為、負けを認めその場を離れて行くのでした。
しかし、エーレの戦っていたであろう所に着くと、そこには魔力切れで動けなくなっていたエーレが居ます。
何が殺しただ、平然と嘘をつきやがってと、エーレを背負いシャルフの反応を辿っていくと、シャルフも倒されているのでした。
もう残り時間も無く不合格となるであろう事を思いながらも、仕方なく二人を連れながら歩くヴィアベル。
そんな状況にエーレはヴィアベルのその優しさが戦う理由なのだろう、と言います。
しかし、俺の場合は下心だと答えるのでした。
すると目の前に隕鉄鳥が枝に止まっているのでした。
第43話 特権
高速で移動する魔法によって隕鉄鳥を奪われてしまったフリーレン。
目の前にはそのパーティーメンバーであるデンケンとリヒターが現れます。
わざわざ出て来なくても隠れていればよかったのに。
そう言うフリーレンに、足止めしなければフリーレンならば容易に追跡できるはずだからと言います。
熟練の魔法使いデンケンは目の前に居るのは、勇者一行のフリーレンであることを認め出てきたのだと答えるのでした。
デンケンがフリーレンの足止めをしている間に他の二人を殺し合格条件を満たす事が出来なくする。
そう言うリヒターに、一級魔法使いに人死にの価値があるとは思えないので足止めで充分だと言うデンケン。
すると、まさか特権の事も知らずに試験に挑んだのか?と呆れたように言うのでした。
第44話 隕鉄鳥奪還
リヒターを相手に対峙するラヴィーネとカンネ。
リヒターにとっては本当に子供のお守りをするかのような戦いにすぐに二人を抑え付け、デンケンとフリーレンの勝負を待つ事にした様です。
その頃、試験官ゼンゼはこの試験会場に張った結界を誰かが解析している事を第一次試験の監督であるゲナウに告げるのでした。
しかし、大魔法使いゼーリエが施した結界であり、この世にゼーリエを超える魔法使いがいるはずがないと気にもしない様でした。
フリーレンとの闘いに全力で挑むデンケン。
しかしどんな攻撃をしかけても全て防がれてしまいます。
まるで見習い魔法使いに対するただの指導試合ではないかと思いつつ、ついには魔力切れで動けなくなってしまいました。
フリーレンに隕鉄鳥を持ったラオフェンの居場所を聞かれます。
逆の立場だったら教えるのか?と言われたフリーレンは、ラオフェンに向けて出て来なければデンケンを殺す、と脅しを掛けるのでした。
第45話 水を操る魔法
デンケンとフリーレンの勝負がついたことでリヒターは合格条件であるパーティーメンバーを削る方向に動きます。
圧倒されるラヴィーネとカンネ。
丁度その頃、解析が終わった、とフリーレンは試験会場の結界を解いてしまうのでした。
何でこんなことをするの?と聞かれたフリーレン。
魔法は自由であるべきで、水を操る魔法使いに雨の中で勝てると思う?と答えます。
結界の外で振っていた雨が地上へと降り注ぐ状況に戸惑ったリヒターはその隙をラヴィーネに突かれ氷の魔法によって動きを封じられます。
この程度の時間稼ぎなどと思った時は既に遅く、頭上にはカンネが作り出した巨大な水球が待ち受けているのでした。
第46話 もっと美味しい味
フェルンが試験に行って居ない事を飽かずに求めるシュタルク。
だらだらと夕方に起きたところにドアをノックする音がして、開けるとそこにはフェルンの姿があるのでした。
責められ機嫌を損ねるフェルンに、フリーレンは美味しい物でも食べに行こうと、以前にヒンメル達と来た時に見つけた店に行こうとします。
80年以上前、美味しい料理だからと食溜めしていたフリーレンに、また来ればいいじゃないかと言うヒンメル。
そう思って二度と食べられなくなった味があると言うと、その時はもっと美味しい味を探せばいい。
それを聞いたシェフは必ず残して見せると言います。
ならばしっかりと未来まで残す事を頼むとヒンメルは言うのでした。
その時の事を思い出しながら食べるフリーレン。
探す手間が省けたと料理を味わうのでした。
第47話 フェルンと焼き菓子
修行をしているシュタルクのところに助けを求めてきたフリーレン。
寝坊のせいで機嫌を損ねてしまったフェルンを何とかして欲しいとのことですが、シュタルクもこんな時のフェルンは怖くてなかなかに難しい事は知っています。
どうしたものかと話しかけると、おやつが食べたい、と言うので皆で買い出しに行くことにしました。
フェルンがどれを食べたら機嫌を直してくれるか思案しているところに、試験でフリーレンと一緒だったラヴィーネとカンネが現れ、丁度フリーレンを宿まで尋ねて行くところだったと言います。
宿まで戻るとラヴィーネとカンネが、フリーレンが居なかったら一次試験は通らなかったとお礼に焼き菓子を渡すのでした。
葬送のフリーレン 5巻の感想
一級魔法使い資格取得の第一次試験が行われましたが、フリーレンはこの試験が始まって早々に試験内容よりも試験会場に張った結界が気に食わなかった様で解くための解析を始めています。
パーティーメンバーになったラヴィーネとカンネが使う魔法を見て思ったのでしょう。
二人とも水に関する魔法であったのに結界のせいで川は遮断され、雨も降らない状況では二人の魔法は自由に使う事が出来ないと・・。
隕鉄鳥を捕まえる方法を考えながら、捕まえた後の対人戦の最中もずっと結界の解析を続けていた様です。
今巻では、フリーレンとフェルン以外の魔法使い(魔族を除く)が沢山出て来て、それぞれにいろんな魔法で対戦していました。
フェルンと対峙したエーレは「石を弾丸に変える魔法」。
フリーレンと対峙したデンケンは「竜巻を起こす魔法」を使いそれを応用して「風を業火に変える魔法」でした。
しかし、フリーレンもフェルンも一般的な攻撃魔法に防御魔法だけで相手を倒してしまいました。
フリーレンの凄さとそれに付いて来たフェルンの凄さがよく分かりました。
エルフであるフリーレンが長きに渡り研鑽を積んできた事は分かるのですが、その修行に付いて来たフェルンの才能がよりはっきりと分かった気がします。
さて、次巻は第二次試験の内容になる様です。
今回出てきたエルフのゼーリエと孫弟子にあたるフリーレンの関係も気になるところです。では、次巻をお楽しみに。
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