怪人開発部の黒井津さん 8巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
昏睡状態へと落ちた黒井津さんを救う為に彼女の深層心理の世界へと潜ったウルフ君！
しかし、ブラックホール怪人によって追い詰められてしまいます。
黒井津さんの過去の記憶に巣くうブラックホール怪人の思惑とは？
そして黒井津さんとブラックホール怪人の間に何が起きたのか？
怪人開発部の黒井津さん 8巻には第41話から第45話が収録されています。
怪人開発部の黒井津さん 8巻のネタバレ、あらすじ
第41話 Special Force 中編
幼女に化けていたブラックホール怪人を倒す為に立ち向かうウルフ君！
しかし見掛けによらない圧倒的な戦闘力を前にして撤退を余儀なくされ、遂にはリソースを維持できず、子犬の姿になってしまいます。
完全に力負けしてしまったウルフ君ですが、以前戦った相手なのかと疑問を抱きます。
黒井津さんが過去に戦ったブラックホール怪人が、本当に黒井津さんを昏倒させている犯人なのかと、ウルフ君は違和感を覚えていました。
とりあえず様子を見ようと黒井津さんとブラックホール怪人の二人を見張りますが、少女の四葉として黒井津さんと過ごす彼女は、本当の子どもの様に彼女と接していきます。
仲が良すぎるブラックホール怪人と黒井津さんの関係に、思わず嫉妬してしまうウルフ君ですが、はたして黒井津さんを守りきれるのでしょうか？
第42話 Special Force 後編
かつてブラックホール怪人もとい四葉は、黒井津さんに敗北してしまいます。
それは黒井津さんを愛する様に造られ、殺意を表に出すことなく暗殺を成功させる為に開発された怪人だったのです。
致命傷を負いながらも撃退に成功した黒井津さん。
何故に無事だったのか？
それはブラックホール怪人である四葉は、黒井津さんの事が大好きで暗殺する任務と好意の狭間で葛藤し、結果として彼女を殺しきれなかったのです。
自分みたいな悲しい怪人をこれから生み出さないでほしいと願い、散ってしまった四葉。
その事を思い出し、深層心理の中に「しこり」として残っていたブラックホール怪人を打倒し、黒井津さんを解放させるために立ち向かう決意をしたウルフ君。
はたして黒井津さんを救えるのでしょうか？
番外編 ウルフの休日出勤
アガスティアのフロント企業のイベントに急遽参加してほしいと、ウルフ君の自宅へとお願いに来た黒井津さん。
休日手当と特別手当、しかも黒井津さんとお食事に行ける条件付きで、イベントに参加する事になったウルフ君は、イベント会場で可愛い衣装を着せられてしまいます。
どうやらダンスゲームのテストプレイで、衆目の中で踊る事になってしまったウルフ君。
恥ずかしさで身動きが取れない状況でしたが、黒井津さんの期待に応えるために、可愛く踊るウルフ君…、休日でも彼は一生懸命でした！
第43話 怪人転売事件
最新のゲームハードを購入する為に電気店の前で並んでいた機織怪人アラクネ…。
しかしもう少しのところでゲーム機を全て買われてしまいます。
並んでいた筈の人々は、一匹の怪人によって擬態化されていた人々であり、まんまと一人で複数のゲーム機を買い占めた怪人。
勝ち誇りながら去って行く怪人に、怒りを覚えるアラクネは、さっそく黒井津さんに相談することにしました。
すると、その怪人は転売や通信販売で暗躍する個人運営の悪の組織と判明します。
しかも誰でも簡単に通信販売で変身型怪人が購入出来ると、怪人の販売まで行っていました。
さっそく購入へと動く黒井津さんですが、あまりの人気に手に入らず手詰まりになっていた中、秘密結社ブラックロアの小春から通信販売怪人が手に入ったとの連絡が入ります。
共同研究で調べる事になった通信販売の怪人とは？
何やらきな臭い感じがしていました。
第44話 怪人進化論
日夜、剣神ブレイダーを倒そうと新しい怪人を考える黒井津さん。
今回、思い付いたのは段階式進化怪人の設計でした。
これまでの戦闘でブレイダーが度重なる戦闘で形態を変化させ、攻撃パターンを変える事が出来き、その為に敗北して来ました。
今後はそれらの攻撃パターンに柔軟に対抗する事の出来る、成長する怪人を制作すると決めた黒井津さんは、進化怪人ホムンクルス一号を完成させます。
早速にブレイダーに挑ませる黒井津さん。
はたして進化怪人ホムンクルス一号はブレイダーを倒せるのでしょうか？
第45話 君だけの魔法（前編）
魔法少女ピリアマギア、今日も大人気を博している二人組。
しかしマギアズワルトに変身する日賀谷雄杜は、秘密結社デットソウルに所属する怪人・毒師ウィスパーラーが立ちはだかります。
基本的に戦う事が苦手とするウィスパーラーは、マギアズワルトが男性だと見抜き、毒リンゴ型毒煙幕を使い、彼を猛毒へと包んでしまいます。
しかし猛毒攻撃を受けても何ら問題のないマギアズワルトの前では無効と、何らダメージを受けていない雄杜。
怪人に逃げられてしまうも街の平和を守れたと元に戻りますが、なんと女性になったまま元に戻れなくなってしまいます。
完全に女の子になってしまった雄杜･･･、はたして戻れるのでしょうか？
怪人開発部の黒井津さん 8巻の感想
黒井津さんの過去編にもなった今回のお話も無事に解決して良かったですね。
怪人に対して何らかの特別な想いを抱いていた黒井津さんの驚きの過去が明らかになりました。
彼女は正義の味方として活躍するも、怪人を誰よりも救いたいと想っていたとは…、だからこそ怪人開発をする際に、あそこまで心を注げるわけですね。
確かに正義の味方って、人々は救うけども怪人は救いませんから…。
黒井津さんは捨て駒にされてしまう怪人を救うために、怪人開発に関わりながらも怪人の新しい生き方を求めていく道を選んだのです。
怪人達が悪の組織の安易な捨て駒にされてしまうのではなく、もっと別の可能性を見出す事の出来る存在にして行く事で、怪人の救済を考えているとは…。
色々と大変そうですが、これからも頑張ってほしいですね。
ウルフ君もそんな黒井津さんの助けになればと、さらなる活躍に邁進しそうですけど、彼女の想いがは通じるのはいつ頃になるのでしょうか？
今回のお話ではウルフ君の好感度は上がったみたいですけど、未だに言い進展がないウルフ君･･･。今後とも空回りしそうです。
それにしても今回、登場した怪人の通信販売とは中々に恐ろしい仕事が流行りだしていますね。
昨今の戦隊モノもそんな世界征服よりも、利益重視の怪人組織が出てくる可能性もありそうです。
むしろ、こういう現実感のある犯罪組織を出してヒーローが倒すようにすれば、良い教育効果があるのかもしれません。
オレオレ詐欺をする怪人とかを倒す戦隊とか、バイトテロをする怪人とか、そんなのを倒せば良い情操教育になるかもしれませんね。
まあ、そんなのと戦うヒーローもどうなのかと思いますが、今後の戦隊モノで出てきそうな予感がします！
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