地獄楽 1巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
最強の忍者・画眉丸は死刑囚としての処刑を受けるも次々にかわしてしまう。
遂には打ち首担当の山田浅ェ門 佐切が条件付きの無罪放免となる幕府の公儀御免状を差し出す。
果たして「不老不死の仙薬」を手に入れることは…
地獄楽 1巻 には第1話から第6話までが収録されています。
地獄楽 1巻のネタバレ、あらすじ
第1話 がらんの画眉丸
打ち首を受ける男がいた…。
しかし、振り下ろされた刀は当たった所から折れてしまった。
ならばと火炙りが行われたが、それも叶わず、周りは燃えても、その者だけは燃えなかった。
調書を取っていた者に、なぜ捕まったのかと聞かれたその者は、長の娘と夫婦になったが、忍びを続けていく自信がなくなり抜けようと申し出た。
そして、最後の一仕事だと引き受けた先でハメられたのだと答える。
なぜ死ねないのかは自分でも分からない様子…。
あれもこれもと試したが死ぬ事は叶わず、遂には調書を取っていた者が打ち首を担当することとなった。
その者は、代々処刑執行人を務める家の山田浅ェ門 佐切。
振り下ろされる刀に、思わず逃げ出した男・画眉丸は、その時、死にたくない理由に気付く。
ならばと、佐切はある条件と引き替えに、無罪放免となる幕府の公儀御免状を差し出すのであった。
第2話 山田浅ェ門
極楽浄土と言われている島へ渡り仙薬を取ってくるという名目で集められた罪人達。
先に島へ渡り唯一帰って来たという者を見せられる。
それは既に植物のようで人間では無くなっていた。
説明と違うと言って、抜けようとした者は、その場で首を刎ねられた。
島へは山田浅ェ門 佐切も同行することになる。
更に、島へ渡るには人数が多いとし、絞るために殺し合いをさせられる。
それを見て喜ぶのは将軍のみ。
画眉丸は、こんな事をさせられたらたまらんと役人たちに訴えるが…。
役人たちは他の罪人達に、画眉丸を殺したら即、島行きだと言う。
画眉丸は自分は死ぬわけにはいかないのだから殺しに来るなら殺すと言い、向かって来た者を無惨な姿に変えるのであった。
その後、残った10人と佐切を乗せ、舟は極楽浄土へと向かう。
第3話 上陸
忍びの里の長は不老不死だと画眉丸に聞かされた山田浅ェ門 佐切は、それでも仙薬など信じていない様子。
しかし、上陸した島で見た幻想的な光景に、この島にはあるのかもしれないと思える、と言う。
幻想的な景色だと言う佐切に対し、不気味の間違いだろと言う画眉丸。
手縄を外した画眉丸に、手縄をしろという佐切 。
無茶を言うなと言っているところに、他の罪人が画眉丸を襲ってきた。
まずは他の罪人を皆殺しにした後、仙薬を探すのだと言うその罪人であったが、画眉丸にあっさりと片付けられてしまった。
第4話 人数減らし
浅ェ門 期聖は死罪人の首を刎ねて風呂敷に包み、役目を終えたので早々に帰ると、佐切と画眉丸に語る。
画眉丸に手縄をさせている佐切には平和ボケだと。
そして、死罪人達が陸に上がる前から人数減らしを始めたことを見てきた。
元々、規則など通用しない死罪人たちだから、あと数刻もすれば人数は減り最後の一人になるだろう。
しょせん消耗品だから減れば補充するか、別の者達に来させるかだ。
最後に石隠れの里と幕府が接触したようだと…、続けるのでした。
第5話 情
画眉丸は浅ェ門 佐切と二人きりとなった途端、二人の打ち合いが始まる。
先程の浅ェ門 期聖が話していた、里と幕府が接触をしたというのを聞いた画眉丸は、里の者が来る前に仙薬を見つけなければ全てが台無しになると言う。
仙薬探しをしないでただ監視するだけの佐切は邪魔だから始末すると言い、画眉丸は切り掛かる。
応戦する佐切は打ち合いながらも画眉丸が悪党だとは思えず手加減をしてしまう。
また、画眉丸もどうしても本気になれないことに気づき、躊躇いながら打ち合いを行う。
暫くの打ち合いの後、佐切を押さえ付けた画眉丸。
しかし、トドメを刺すことは…。
第6話 巨大な生き物
剣龍と呼ばれた男。
彼が藩の士官だった時、藩主から言われた言葉に乗せられ、屋敷の門と藩主の肝を斬ったので死罪とされたと、浅ェ門 付知に話をする。
理解出来ないと付知が言うと、罪人の首で食っているお前たちの方が理解出来ないと言い返す。
家業は斬首だけではなく、製薬など社会の役に立っている。と返す付知の気迫に押される剣龍…。
仙薬を探す前に他の罪人を始末すると話しながら歩いていると、目を疑う光景が見えてきた。
気付くと手首を妙な蝶に刺され、とっさに手首を斬った剣龍。
その切れた手首は地面に落ちるが、不思議にも手首から枝が生えて花が咲くのであった。
周りは人面虫に囲われ、向こうには巨大で不気味な存在が現れる。
同じ頃、画眉丸と佐切も人面虫に囲われるのであった…。
地獄楽 1巻の感想
抜け忍である、がらんの画眉丸と、刀剣達人の家系である山田家の娘で、処刑執行人の浅ェ門 佐切との最初の出会いは、処刑場でした。
極楽浄土が見つかり将軍の命により仙薬を持って帰る罪人を選別していた佐切。
極楽浄土に向かわせる者の人選は…。
死んでも構わない者。
仙薬を持って帰って来られる能力。
無罪放免となって生きる意欲のある者。を選ばなければなりません。
そんな中、画眉丸を処刑するために首を刎ねようとすると刀が折れる。
又引きをしようとすると牛が倒れる。火あぶりにしようとしても燃えない。
これは何かあると思った佐切は画眉丸に調書という形で話を聞きます。
すると、所帯を持ったら妻に毒気を抜かれ、忍びでは居られないと抜けようとした。と言うのでした。
この時、この男は死なないのではなく、死にたくないのだと思った佐切は、自分で処刑執行人を買って出ます。
斬首される寸前、画眉丸は佐切が強いことを察知して逃げます。
この時、画眉丸は、妻のことが気がかりで自分は死にたくないのだ、と自覚します。
こうして二人の思惑が一致し、画眉丸は極楽浄土と言われている島へと渡る事になります。
しかし、将軍の悪戯で集められた罪人同士で殺し合いをさせられ、残った者が最終的に送り出されるのでした。
何というか、いくら死罪人だからとはいえ、殺し合いを見たいからという理由でそれをやらされるのは、画眉丸も言うとおり、堪ったものではないでしょう…。
しかし、この作品の江戸時代ならアリなのかもしれません。
そして極楽浄土と言われている島に渡った画眉丸たち。
始めは幻想的な光景に見えましたが、次第に本来の島の顔が現れて来ました。
巨大な変な生物や顔面虫。
果たしてそこは本当に極楽浄土なのでしょうか…。
次巻へと続きます。
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