バトル・ロワイアル 15巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
悪魔のような桐山との戦いになってしまった秋也達は、戦いの経験者である川田の指示のもとに激戦を繰り広げる。
桐山からの攻撃を受けた川田は戦いを続けることができなくなり、秋也が前面に立ち攻撃をくい止める事に・・。
最後に生き残れるのは誰なのか・・!?
衝撃のラストが待ち受けている最終巻となっています!
バトル・ロワイアル 15巻のネタバレとあらすじ
第112話 因果
秋也は杉村の事を思い返しながら、再会した時に受け取っていた武器で桐山に攻撃をする。
そして秋也の想いは届き、桐山に見事命中。
しかし桐山はそれでも倒れなかった為に、傍で見ていた川田は「ダメか」と思ってしまう。
秋也には三村から受け取っていた更なる武器が残っており、それを桐山に泣きながらも向けると・・。
第113話 宿命
まだ武器を持っていた事を初めて知った川田は驚愕しつつも、これが本当に最後の攻撃だと、秋也に対し撃てと叫びます。
そして秋也も過去に起きたクラスメイトの出来事や仲間の存在を思い出し、そのクラスメイト全員を背負っていくという気持ちで、桐山の対して銃を向ける。
第114話 決断
プログラムに参加してしまったクラスメイトに対しても、本当はこんな事望んでなかった、ただ居場所が欲しかっただけだと思いながら銃を向ける秋也は、目の前にいる桐山だって例外ではないと信じ続けていました。
しかし実際には桐山から先制攻撃を受けてしまい、それを見ていた典子がとうとう立ち上がります。
そしてその行動を見た秋也は気持を固めて、再度桐山に銃を向けなおして、弾を発射させるのでした・・。
第115話 今際
秋也が放った弾は桐山の急所に見事命中して、桐山は倒れます。
そして場面は桐山の目線に切り替わり、目を開けると目の前には泣きながら自分の名前を呼ぶ秋也と川田と典子がいました。
秋也は泣きながら桐山に対し、死ぬなと訴えながら心臓マッサージを施します。
するとその姿を見た桐山は、秋也に対し初めて「七原」と名前を呼びます。
その後、秋也と典子と川田の三人となり川田はこれからの行動の説明をするのですが、川田の態度が急変してしまい・・。
第116話 フィニッシュ
今まで人を信用してはいけないと言ってきた川田は、秋也達に信用してきたお前達の負けだと真剣な表情で銃を向けるのでした。
それを聞いた秋也と典子は必死に冗談だろうと訴えましたが、川田は表情を変えません。
そして二人を殺して俺が二回目の優勝者となると告げ、銃を放ちます・・。
政府達にもその会話が聞こえていた為に、優勝者は川田という事でプログラムは終了してしまいます・・。
第117話 推理
政府達が船で川田を迎えに行き、自称先生の男と川田は部屋でこれまでの事を話していました。
そこで男は川田に対して首輪に小型マイクが仕込んであったなどと伝え、それを知っていただろうと問いかけます。
しかし川田は知らないと言い張り、冷淡な態度を取り続けます。
更に男は川田に対して、秋也達の遺体が見当たらないことを伝えます。
それを聞いた川田は次第に焦りを感じ始めます。
男から秋也達は本当は生きているんだろうと銃を向けられ川田は危機を迎えますが・・。
第118話 逆襲
秋也と典子は秘密裏に川田のいる船に到着し、危機一髪の状況を逃れた川田は隙を見て男に攻撃します。
そしてプログラム終了間近で起きた3人(秋也・典子・川田)の間で起きたことの謎が解き明かされ、政府の人間達を拘束する事が出来ました。
そして三人は船に乗り、島から脱出しようとしたのですが、川田の様子がおかしくなってしまい・・。
第119話 希望の轍
川田はプログラム中に桐山に撃たれた傷が悪化してしまい、立てる力も残っていませんでした。
そんな様子を見ていた秋也達は必死に助けようとしますが、川田は二人に対して大事なメッセージを伝えます。
その後、島から脱出した二人はニュースで殺害事件の容疑者として扱われてしまいます。
しかし二人はこれから先も一緒にいる事を誓い、家族に別れを告げ、船に乗って異国の地へと旅立つのでした。
バトル・ロワイアル 15巻の感想
最終巻となる15巻は、桐山との決着やその後の秋也と典子、川田の様子が描かれています。
最後の一人になるまで殺し合いをするという残酷なゲームでしたが、川田のおかげもあり秋也と典子はなんとか脱出する事が出来ました。
この漫画を読む前は、こういったストーリーのものは、主人公が生き残るというありきたりの展開をイメージしていましたが、バトル・ロワイアルでは一人一人の感情や性格などが細かく丁寧に描かれ、多くの人物にスポットライトが当てられ素晴らしい作品だと思いました。
また桐山は無感情で冷酷な人物として描かれていましたが、戦いの最後に秋也に対して「七原」と言うシーンは深い意味があると感じました。
それは秋也の仲間を思いやる純粋な心と正義感が桐山に伝わり、その結果名前を呼んだように思え、とても感動するシーンでした。
桐山を倒した後、川田は急に態度を変えて秋也と典子に今まで騙していたがお前たちを殺す、と冷酷に言います。
それは政府達が盗聴していた為に川田がわざとウソをつくのですが、その真剣な表情や雰囲気が本当のように感じ、筆者自身も騙されてしまいました(笑)
その作戦の結果、最後は上手くいきましたが、脱出する時に起きた川田の最悪の事態にはとてもショックを受けました。
しかし秋也達は島を脱出した後、これから異国の地で新たに二人で暮らしていくという前向きな内容になっており、最後はスッキリした気持ちで読み終える事が出来ました。
今まで読んできた漫画の中でも筆者のベスト3に入るぐらいの素晴らしい漫画だと思います。
是非とも読んでみて下さい。
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