バトル・ロワイアル 5巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
プログラムの脱出を試みてクラスメイトの説得にまわる秋也達、叔父の仇として政府に復讐を考える三村達であったが、現実はそう簡単にはいかずに空回りしてしまう。
そんな三村をずっと慕っていた豊の過去は果たしてどんなだったのか。
一方、新たなクラスメイトの様子も描かれる第5巻では、更なる衝撃が待ち受けている事に・・。
バトル・ロワイアル 5巻のネタバレ、あらすじ
第33話 決起
プログラム中では現在、三村と一緒に計画を立てている豊は過去に喧嘩をしている所を三村に助けてもらった事があり、そこから二人は親しくなっていきました。
豊は身長も小さく三村と比べると頭もさほど良くはありませんが、昔から三村のことを尊敬しています。復讐の計画を説明してくれる三村に感心して、自分もやらないといけないと強く決心します。
第34話 ラスト・マン・スタンディング
クラスメイトの「月岡彰」は少し変わった男子生徒で、いわゆる「オカマ」でした。
家庭でもお父さんがソッチの人間だった為に、バーを経営していて彰はお店の手伝いなどもしていました。
そんな彰はプログラムが始まる前から桐山に対し好意を持っており、尾行するのが趣味で、今もなお続けていました。
そして尾行するだけでなく、彼は恐ろしい計画までも立てていたのでした・・。
第35話 トラップ
桐山の尾行を続けていた彰は、ふと大事な事に気が付きます。
それは一度でも失敗すると取り返しのつかない事になってしまう事でした。
しかし「天才」と呼ばれている桐山が小さなミスを犯すはずがないと考えていた彰は、余計な事は考えずに尾行を続けてしまいます。
彰には桐山の「天才」という意味がその時、理解出来ていなかったのです・・。
第36話 渇き
高熱を出して寝込んでしまっていた典子は、プログラムで起こった悲惨な出来事に関係する悪夢を見てしまいます。
しかし目が覚めるとそこには秋也と川田の姿があり、川田にはお粥を作ってもらい典子はすっかり元気を取り戻します。
そんな時に川田がふと気になっていた生徒がいて、それは診療所に来る前に女子二人が争っていた中の一人である清水でした。
彼女は銃で肩口を撃たれていた為に、手当をしないとマズイ。
と川田は思うですが・・。
第37話 生還
清水は銃の傷口からの炎症により水分を欲している状態でしたが、ついに支給されていたペットボトルのお水が無くなってしまいます。
水を求めて歩いていた清水は、やっとの思いで井戸を発見します。
しかしそこには他のクラスメイトである「織田敏憲」が待ち受けていて、清水は井戸の中に落下してしまいます。
しかしそのお陰で喉の渇きは潤い、しかも雨が降ってきて水かさも上がっていき・・?
第38話 セットアップ
三村は政府の復讐に必要な準備を豊と共に着々と進めていきました。
肥料やガソリン、滑車、ロープをやっとの思いで集めるのですが、豊はほぼ寝ていない状況に疲れてしまい、三村の指示に上手く対応する事が出来ずにいました。
更に冷静さを武器にしていた三村でさえも、緊張のあまりに冷静さを失ってしまいます。
二人は一旦落ち着きを取り戻し、政府達がいる場所へある物を利用して届けようとするのでした。
第39話 不安
いざ政府に届けようとした時に、豊は今までの緊張や疲れから急激な睡魔に襲われてしまいます。
豊と協力しないと出来ない作業だった為に、三村は豊に仮眠を取らせます。
しかしその間、三村は本当に成功するのか?失敗した時には自分達の命は無いと強く不安に駆られてしまいます。
一方その頃、秋也達は医療所でコーヒーを飲んだりしてこれからの事を相談したりしていました。
しかしそこに、他のクラスメイトである何者かが近づいてきていたのです。
番外編:正義の人
ここでは秋也の幼少期時代の話が掲載されています。
施設に入る前の出来事です。母親は入院しており叔母さんの家で暮らしていましたが、あまり良い扱いをされていませんでした。
秋也は入院している母親が大好きだったのですが、ある出来事がきっかけにより母親の体調は悪化してしまいます。
しかしそれは、秋也にはその後の人生において大切な出来事になる事だったのです。
バトル・ロワイアル5巻の感想
5巻では三村達の必死の賭けによるシーンが多く描かれていたり、新たなクラスメイトが登場したりと様々な場面が描かれています。
最初に描かれている豊の紹介のシーンでは、思わず笑ってしまうようなシーンもありますが、彼の性格などが凄くリアルに表現されている所が凄いなと思いました。
そしてこの5巻の中で私的に一番印象に残っているシーンは清水の場面です。
彼女は秋也に説得されたのを信じていたのですが、他の女子から攻撃を受けてしまい、またもや人間不信に陥ってしまいます。そんな彼女の姿を見ると心がとても痛みました。
彼女は不良グループの一人として周りからは良い目で見られていないようなタイプです。
しかし、きっと彼女にも何かしらの理由があって悪い方へといってしまっただけで、本当は悪い子ではないのではと思いました。
そして三村に関しては、プログラムという残酷なゲームの最中に冷静を保つ姿や豊が居眠りをしてしまったシーンに対しても決して怒らずに穏やかに対応するシーンが人として素晴らしいなと感じました。
最後の番外編では、秋也がどうして心優しい青年であるのか、そして「正義」という言葉を大切にしているのかなどが深く描かれていて最後まで楽しく読める作品でした。続きが楽しみです。
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