バトル・ロワイアル ６巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
典子の体調が無事に回復した為、秋也達は仲間探しの旅に再度出かける事に。
しかし外へ出てみると、そこには３人以外の人の気配が・・。
一方で三村達は復讐に必要な材料を集め、決行を試みるが、予想していなかったハプニングが発生し、三村は徐々に冷静さを保てなくなってしまう・・。
バトル・ロワイアル 6巻のネタバレ、あらすじ
第４０話 盟友
足に怪我を負いながらも体調を取り戻した典子を連れて、秋也達は診療所の外へと出ます。
暗がりの中、そこには別のクラスメイトがいてその男は長い棒を持って川田に攻撃を仕掛けてきます。
しかし、川田はその男に「無理に殺し合う気はない」と言います。
見ると、その男は秋也の友達である杉村でした。
秋也と典子は杉村と再会した事に喜びます。
第４１話 勇気の花
杉村はもともとは大人しく内気な性格でしたが、拳法を習った結果、その実力はかなりの者として周りからも認められていました。
学校では不良グループから喧嘩に加勢してくれとも言われましたが、彼は真面目な性格なので、そうしたことに参加することはありませんでした。
秋也達はそんな杉村と一緒に居たいと思い、共に行動をしようと言うのですが、彼はそれを拒んでしまいます。
第４２話 別離
杉村にはどうしても探している人物が居ました。
その人物とは生け花を趣味としている「琴弾加代子」であり、彼女を見つけるまで一緒に行動は出来ないという内容でした。
それを聞いた川田はある提案をし、もし見つけたらある物を使って自分達に知らせるようにと報告します。
それに納得した杉村は、秋也達と離れて琴弾を探しに出るのでした。
第４３話 襲撃
秋也達は田んぼの中をゆっくり歩いていると、先頭にいた川田の何メートルも先に光が見えました。
秋也はそれをジッと見つめ、段々近くなるその光が「爆弾」である事に気付きます。
その瞬間、川田の肩を台代わりにして走り爆弾を一旦手に取って、空へと投げ返すのでした。
するとまたもや爆弾が降ってきて、３人は逃げながらも銃で応戦します。
そしてようやく相手が見えてきて、秋也はゾッとします。
それは「天才」と呼ばれている男・桐山だったのです・・。
第４４話 疾走
桐山はマシンガンで秋也達を攻撃してきます。
秋也達はなんとか田んぼのあぜ道の陰まで退きますが、それでも桐山の攻撃は続き、３人はどうする事も出来ない状況に陥ります。
そんな時、秋也は典子を守ろうという一心で川田に典子を連れて先に逃げてくれと頼みます。
それを聞いた川田は一瞬不安に気持ちになりますが、秋也を信じて先に逃げることになります。
第４５話 救出
桐山の攻撃を回避しつつ、一人で森の中に駆け込んだ秋也は追ってくる桐山の攻撃から逃れることができず、怪我を負い銃も失ってしまいます。
秋也は、とうとう桐山に距離を詰められ、銃口を向けられます。
秋也は桐山に話し合いを試みるものの反応はありません。
そんな中、先ほど別れた杉村が突然現れます。
第４６話 遭遇
桐山と秋也の間に入ってくれた杉村は、得意とする棒術を使って桐山と対決します。
そして一瞬の隙を見て杉村は秋也を抱えて海へと飛び込み、桐山から逃れます。
無事に海から陸に上がった二人でしたが、砂浜には他のクラスメイトの女子達が待ち受けていている事に杉村は気が付きます。
しかし、彼女達の手には銃が握られていました。
第４７話 出発
三村と豊は政府に行う復讐の準備を終えて、決行までもう少しの所まで辿り着きます。
しかし突然、豊が三村に「滑車がない」と泣きながら達筆で訴えてきます。
それを聞いた三村は動揺しかけますが、叔父さんのどんな時にも冷静になれと言う言葉を思い出し、落ち着いて二人で探すことを豊に伝えます。そして、滑車は無事に発見されます。
その場所が禁止エリアになる前になるべく急いで復讐を決行しようとした二人でしたが更に予期せぬ出来事が起こります。
バトル・ロワイヤル ６巻の感想
６巻では秋也達の仲間となる杉村との再会、桐山との直接対決、そして三村達の政府への復讐計画の最終段階のストーリーが描かれています。
診療所へ偶然やってきて襲い掛かろうとした杉村に対して川田は、銃を突き付けて「殺し合いはしたくない」と言うシーンは、張りつめていた緊張が一気に緩み、心に残りました。
また、杉村は拳法を習っているので絶対に戦えば強いのですが、学校では不良グループから喧嘩に加勢してくれとも言われてもそうした行動はとらないという姿がカッコいいなと感じました。
その後、秋也達は運悪く桐山と遭遇してしまい、桐山と戦うシーンは迫力があり、一気に緊張が走りました。
これまで秋也達のバトルはあまり描かれていなかった事と、よりによって本命の桐山との対決になってしまった事がより一層不安をかき立てられました。
そして上手く桐山から逃れられたと思いきや、今度は女子生徒が何人か銃を構えたシーンで一旦終わっているので、その後の展開も気になる所です。
三村達のシーンでは、やっと必要な物が集まってこれから政府への復讐を行おうとしますが、焦りや緊張によって豊が滑車を見失ってしまう場面がリアルに描かれており、緊張感が伝わってきました。た。
最後の場面も読者が緊張するようなショッキングな描写で終わっており、とても続きが気になる内容です。
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