地獄楽 4巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
ホウライに辿り着いた画眉丸は天仙様と呼ばれるそれと戦い、瀕死のところをメイに助けられる。
仙薬を手に入れるには天仙様を倒さねばならないが、そこに現れたのは剣龍と付知。
果たして、二人は敵か、味方となるのか…
地獄楽 4巻には第27話から第36話までが収録されています。
地獄楽 4巻のネタバレ、あらすじと感想
第27話 不老不死になりてぇのさ
向かい合った画眉丸と剣龍は、お互いに相手を倒すイメージを描き始めます。
しかし、天仙様と呼ばれる化け物と闘った後の画眉丸では、良くても相討ちというイメージしか持てません。
すると付知が二人の間に入り、無駄な事はやめて情報が欲しいと画眉丸に刀を向けます。
一瞬、戦う姿勢を取った画眉丸でしたが、妻の元に帰る事を優先し、二人に対して頭を下げて共闘を願います。
話を聞いてみたいと言った付知に、先程の天仙様との闘いの事を話すと、二人は天仙様に興味を引かれた様子。
第28話 創造主が居る
剣龍と付知と共闘することになり、さっそく情報交換をと思ったところ、隣にいたメイの異変に気付いた画眉丸。
幼いはずの姿は少し成長して、声も出るようになっていました。
ならばと早々に仙薬の事を聞こうとする画眉丸ですが、矢継ぎ早に聞いてはいけないと自分を戒めます。
その頃、ホウライに向かっていた佐切たちは、樹木人からこの島の事や天仙様のことを聞きます。
天仙様とはこの島を統める七人の仙人で、皆同じ容姿に同じ声だと樹木人は言いました。
また、島の住人は元は人間の姿をして寿命が長かったようですが、寿命が来る前に樹木化してしまうとのことでした。
第29話 タオ
ホウライで自分をどうやって助けたのか、天仙様を倒す技があるのなら教えてほしいと画眉丸はメイに聞きます。
しかし、片言で返すメイの言葉は容易には理解出来ません。
聞き取れたのはタオという言葉とココロやツヨイやヨワイだけでした。
その頃、佐切たちと一緒の樹木人が天仙様の使う技の話をしていました。
タオは万物に流れる力でこの世はタオが廻って出来ていると言いますが、佐切達には理解出来ないようです。
また別の場所ではヌルガイが士遠に戦い方を教えてもらおうと、士遠の超感覚を聞きますが、説明が難しく、簡単には会得出来ないものとのこと。
すると、巨大な化け物が、士遠たちだけでなく、画眉丸たちや佐切たちの所にも現れるのでした。
第30話 道士
弔兵衛と桐馬の兄弟は、驚異的な身体能力で放り込まれた穴から脱出しました。
弔兵衛は自分達を穴に落とした奴を殺すと息巻いており、桐馬が一度落ち着いて対策を練ろうと言います。そんな事は必要無いと言いながらも、倒し方を、つまりは対策を言います。
その時、やはり生きていたかと言いながら背後に何者かが現れました。
それは自分を道士だと言い、大人しく穴に戻れと言います。
弔兵衛は当然その気もなく、現れたそれを、穴に放り込んだ奴を倒すための練習台にすると言い、周りに現れたソウシンと言われる化け物は桐馬に任せると言いました。
道士はタンを扱えない人間などたわいもないと弔兵衛の喉を引き裂くのでした。
第31話 視えてきたぞ
弔兵衛が殺られてしまったと思った桐馬が近付こうとすると、弔兵衛は道士の顔を目掛けて腕を伸ばし、顔の一部を剥ぎ取って立ち上がるのでした。
道士に傷付けられた弔兵衛の喉が再生したのです。
穴に落とされた時に、そこにあったものと混ざったのではないかと、驚きを隠せない様子の道士ですが、弔兵衛は平然とそれを受け入れているようです。
更に弔兵衛は、道士が言うタオというものを知れば、自分達を穴に落とした化け物を倒せると感じ、道士と闘いを続けます。
そのうち、天性の感と穴の中で混ざった何かとでタオを感じられるようになった弔兵衛は、タオを扱い道士を倒すのでした。
第32話 メイ様
メイに天仙様が使う術を教えてもらおうとする剣龍と画眉丸。
片言でしか会話が成り立たないので、化け物を倒しながら探ろうとしていました。
しかし、簡単には理解が出来そうにない状況のなか、メイを連れ去ろうとするものが現れました。
それは、メイを様付けで呼び、どうか戻ってきて欲しいとメイに頭を下げています。
どうやら、メイは天仙様と同族らしいのです。
しかし、メイはホウライには戻りたくないらしく、画眉丸に涙で訴えます。
それを見た画眉丸は、あれこれと考えるよりも身体が先に動き、メイを庇うのでした。
第33話 物のように言うのはやめろ
二つに増えた道士と、剣龍と画眉丸は闘い始めます。
闘いが始まって早々に、剣龍は目に見えないタンと呼ばれるもので攻撃を受けました。
乱戦となった剣龍と画眉丸は、互いの距離を取る事が出来ずに同士討ちの状態になってしまいます。
その時、道士は攻撃を止め、どうせタンになるのだから教えてやろうとタオについての説明を始めました。
タオは万物に在中し、それを高めるための修行は五つあって、その中でも重要なのはタオを循環させるものだ。それは一人では出来ずオスとメスが必要だと言いました。
天仙様はオスとメスが入れ替わる事が可能であり、天仙様と同じ出自のメイはそれが出来ずに追い出されます。道士の修行のためにメスとして入れ替わりが必要だと言うのです。
それを聞いた画眉丸は、怒りの感情が溢れ出て、周りもそれが感じ取れるほどでした。
第34話 力みすぎ
画眉丸の怒りの気配を感じた道士は、巨大な虫の化け物に変化します。
タンによる攻撃と虫による鱗粉の毒気、噛まれたら花化してしまうことに注意が取られ、思うように戦えない画眉丸と剣龍。
飛んでくる虫を画眉丸が忍術で焼いたところで道士の攻撃が止まります。
画眉丸はメイの言っていることが理解出来たならと思っていると、なんと付知が解読し、何を言おうとしているのかが分かるようになります。
更にメイからタンの感じ方を教えて貰うと、画眉丸はタンの存在を完全に把握するのでした。
そうなった画眉丸には道士の攻撃は一切効かなくなり、遂には道士をねじ伏せてしまうのでした。
第35話 生しぼり~
画眉丸は道士に天仙様の居場所と他に仲間が居ないかを聞きます。
すると道士は自分の他、二人が天仙様の命令で偵察に出ていると話しました。
しかし、道士は最後の足掻きとばかりに画眉丸と剣龍に仕掛けますが、あっけなく倒されてしまうのでした。
道士を倒してしまい、仙薬のありかを聞きそこねた画眉丸。
メイなら知っているだろうが、連れて行くのを躊躇いながらも、画眉丸を助けに来たからには何か理由があるはずだと尋ねようとした時、画眉丸は倒れてしまうのでした。
その頃、画眉丸とメイを探すために、樹木人の案内でホウライへと辿り着いた佐切たち。
ホウライの門がひとりでに開き、中へと入った途端、天仙様によって樹木人の首から上が落とされるのでした。
第36話 島の化け物
とある旅籠で浅ェ門の十禾と役人が話しをしています。
十禾は自分が担当していた罪人が弔兵衛に殺され、役目が終わったので帰ろうとしたところ、潮に流されて島に上陸してしまい、いろいろとあって帰って来たのだと話します。
役人はそのいろいろを聞きたいようでしたが、十禾の態度に腹を立て、それを諌めた浅ェ門に遮られて聞きそびれ、そのまま将軍の御状を読み上げます。
浅ェ門は再び島への同伴者とし、人選をしろとのことでした。
旅籠から出て来た十禾は、島を離れる時に倒した化け物を役人に見せて、島へ行くことを諦めてもらおうとします。
しかし、浅ェ門師範代代理の殊現は、先に島へ行った浅ェ門達が心配だと、島へ行く事を望むのでした。
地獄楽 4巻の感想
仙薬を手に入れるために障害となるのは天仙様と呼ばれるものを倒さなければならない。
しかし、一人では到底かなわないと思った画眉丸は、本来の目的である妻の元へ帰ることを優先します。
ホウライで天仙様と呼ばれるものと戦った時、瀕死だった画眉丸を助けたメイにその方法を聞こうとする画眉丸。
しかし、メイは片言しか話せません。
どうにか戦いながらヒントを得ようとするも、メイと意思の疎通が図れずにいた時、なんと付知がメイの言葉を解読します。
タンと呼ばれるそれの存在を知った画眉丸は、タンを認識した途端、手に負えなかった道士を簡単に倒してしまいます。
そもそも、タン(気とでもいうのでしょう)の存在を認識していなかっただけで、相手の強さや技の動きなどを知覚していたので、それがタンだと認識すればよかっただけなのでしょう。
画眉丸の強さは全てタンを知覚して使っていたからだと思います。
画眉丸同様、この島に来て生き残っている佐切や杠や剣龍、弔兵衛なども、そのタンを認識さえ出来れば、あとは使い方だけで天仙様と渡り合えるようになるのでしょう。
さて、島で壮絶な戦いが繰り広げられている中、幕府では更に追加の要員を送り込もうとしている様子です。
どうやらそれは、画眉丸の里のものたちのようですが、忍びたちの目的とは?
次巻でのお楽しみです。
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