野人転生 3巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
順調に冒険者としての第一歩を歩み始めたヤジン。
彼の活躍を妬む者や、蓄えを狙って襲い掛かってくる輩など、穏やかな日常とは、あまりにもかけ離れていました。
油断をすれば命を落とすと、常に気を張るヤジンですが・・。
「野人転生」3巻には第13話から第18話が収録されています。
野人転生 3巻のネタバレ、あらすじ
第13話 武の極致
異世界生活にも慣れ始めたヤジンは、ギルドの受付親父から、レベルの壁について知る事になります。
この世界では魔物に格があり、より強敵の魔物を倒せば、その壁を突破することが出来る。
そうと知ったヤジンでしたが、その壁を越えるのは簡単な事ではありませんでした。
まず格上である格4と呼ばれている魔物は相当に強く、並の冒険者では倒す事は出来ず、返り討ちに遭ってしまうらしく、ゴンズ達でも容易に相手に出来ないようです。
もし格上の魔物を倒すのならば、相当な準備が必要で、装備も値が張ります。
今、ヤジン達が持っている装備では歯が立たない、黒鋼の鉱石で作り上げた武器が必要だと言われたヤジン・・。
第14話 追跡者
スキルの秘密をアルから学び、空手のスキルを向上させるために修行を開始していくヤジンは、着実にスキルを向上させていました。
空手スキルが向上したおかげで察知スキルも向上し、より深く獲物の居場所を察知できるようになりました。
自分はもっと強くなれると、自身の成長を感じていたヤジン。
しかし、彼を狙う魔の手が忍び寄っていた事も察知してしまいます。
第15話 命の値段
自分が狙われていると、ギルドの受付親父に警告されたヤジンは、相手を森へと誘い込みます。
相手は自分と同じ冒険者の三人組。
今までヤジンがギルドの依頼で貯めた賞金を狙い、それを全て奪い取ろうと企んでいたのです。
三人を一度に相手にすれば負けると察したヤジンは身動きの取れない茂みの中に逃げ込みます。
そしてヤジンは追いかけてくる冒険者の一人の喉を潰し、痛みに悶えて身をよじらせた瞬間に、胴体に蹴りを叩き込み、追従していた仲間を巻き込みながらに覆い被さり倒れます。
蹴りと喉の痛みに悶える仲間がのしかかり身動きの取れない相手は、起き上がる前にヤジンに膝を踏み潰され、立つことが出来なくなってしまいます。
瞬く間に二人を再起不能にしたヤジンに対して、最後の一人が剣を構えて斬りかかってきます。
しかし今までの鍛錬が役に立ったのか、ヤジンは振り下ろした剣を見切り、顔面へと拳を叩き込むことにより、最後の一人を倒す事に成功します。
そして、命乞いを始める足を折られた冒険者を前に、ヤジンは何を決断するのでしょうか?
第16話 冒険者の副業
ヤジンの仲間であるゴンズは、この街において最も力自慢の冒険者であり、彼に対して危害を加えようとした相手を真正面から叩き潰してきた強者でした。
しかし真正面から勝つことが出来なければ、寝首をかく方法もあるはずだと思うも、それはアルの存在によって食い止められていました。
アルはこの街で情報屋をしており、もしゴンズを狙う相手がいれば、事前にそれを察知し、排除する様に動いていたのです。
ヤジンもその情報網に救われ、アルを怒らせてはいけないと改めて思い知ります。
そしてキモンに至っては、彼は暗殺を生業にしていたのです。
それぞれに生きる術を持っている事を改めて知るヤジンは、この仲間達ならば、レベルの壁を越えることが出来るかもと考えます・・。
第17話 突き立てられた刃
スラムで再び命を狙われてしまったヤジン。
剣を使う相手を前にして、間合いを詰め、相手を壁際に追い込み、剣を振り下ろせない位置で、腹部に拳を叩き込んでいきます。
肋骨を折り、内臓を破裂させ、何度も打ち込む拳の勢いに男は絶命します。
スラムが治外法権である事を改めて思い知り、ここで死ねば、髪はカツラとしてむしり取られ、骨は錬金術の材料にされ、肉は売りに出されると警戒を強めます。
油断をしたら命を落とすと警戒するヤジンでしたが、一瞬の隙を突かれてしまいます。
第18話 光へ
気配隠蔽のスキルを使い、ヤジンの察知を逃れた相手に腹部を刺されてしまいます。
一瞬油断をしてしまったと、自分の不甲斐なさを痛感しながら、どこかへと沈んでいく錯覚に囚われてしまうヤジンは、今まで殺してきた相手を前にします。
殺した、殺されたと、ヤジンを責めてくる、自分が殺めてしまった者達。
それが今、亡者となってヤジンを地獄へと招こうとしていました。
そのまま亡者達に捕まり深い泥土の中に沈んでいくヤジンは、異世界に来てから、自分はずっと殺し合いをしてきたことを思い出します。
この世界に来てからロクな事がなかったと、辛い事を・・。
それだけではなかったと、ヤジンは仲間達の事やベルの事を思い出します。
嫌なことばかりではなかったと、生きる意欲を思い出すヤジンは、自分を沈めようとする亡者達を振り払いながら、生きようと決意を固めます。
泥土から抜け出し、光る方向へと向かうヤジンは生き残る事が出来るのでしょうか?
野人転生 3巻の感想
ヤジンの異世界生活と冒険者編とも言える3巻は、彼のスキルアップの内容になっていました。
レベルアップ、こんな事が出来れば・・、どれだけに助かる事か。
経験値を振り分けて、賢さや強さを操作できればと思うのですが、もし現実でこれが可能になれば、相当に怖いことが起こりそうですね。
しかし、真っ先に自分が犠牲になりそうなので、やはりレベルアップは簡単に出来ない方が良いのかもしれません。
それにしてもヤジンは、本当に強いですよね。
異世界に行っても空手で生き残れるなんて・・。
いざという時に、やはり空手をマスターしておいた方が良いでしょうか?
まあ空手を学んでも、実戦経験が無ければ意味はなさそうですが。
いざとなれば怖くて何も出来ないような気がします。
それが平然と出来るヤジンって、日本に居た時はどんな生活をしていたのでしょうか?
彼の過去も気になります。
それにしてもアルやゴンズ達の裏側など、色々と複雑そうですね。
特にキモンが暗殺を生業にしていたとは、彼の過去の重さも注目していきたい内容です。
それにしてもお金を持っているだけでも狙われてしまう世界とは・・、この異世界は相当にハードモードではないかと思います。
他の異世界転生の世界は、相当に治安が良いのだと感じますね。
まあ法律があって無い様な世界ですから、生きていくにはそれなりの知識と度胸がいるのだと、改めて思い知りました。
そんなハードな異世界生活とヤジンが今後、どうなっていくのかと気になりますね・・。
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