その着せ替え人形は恋をする 2巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
二週間後にイベントがあると知り、衣装づくりに奔走する事になった新菜・・。
しかし祖父が腰を痛め、従姉弟の自宅にて養生をするも、一人で家業を回さなければと、次第に追いつめられてしまい、彼はついに折れてしまいます。
海夢の衣装を作り上げる事が出来ないと、自分の不甲斐なさに落ち込む新菜。
はたして彼女の衣装は出来上がるのでしょうか?
「その着せ替え人形は恋をする」2巻には8話から15話が収録されています。
その着せ替え人形は恋をする 2巻のネタバレ、あらすじ
第8話
コスプレ衣装制作にわずか2週間と海夢から聞いた新菜は、スケジュール的に厳しいと動揺を隠しきれませんでした。
雛人形とは違い、衣装の製作自体が初めての彼は間に合うのかと不安になります。
そんな中で帰宅した新菜でしたが、彼が購入した海夢用のストッキングを見て、祖父は昏倒してしまい、腰を強く打ってしまいます。
祖父は2週間の安静が必要と、親戚の美織の自宅にて養生する事となります。
新菜は自分が協力できることがあればと、祖父の手助けをしようとします。しかし、海夢には迷惑を掛けられないと、せめて彼女の衣装だけは頑張ろうとしますが、中間試験も近づいていました・・。
第9話
度重なる疲労にすっかりと困憊し、すっかりと心が折れてしまった新菜は、薄暗い自室にて倒れていました。
新菜は頭も痛く、気持ちも悪く、身体が満足に動かない状態。
もう完全に間に合わないと、海夢の作りかけの衣装を見詰めながら、彼女が悲しむだろうと、自分の不甲斐なさに落ち込んでいました・・。
そんな中、ふと祖父の言葉を想い出します。
療養する間も、筆を執る事を忘れない祖父。
もし筆を一日でも疎かにしてしまえば、感覚を戻すには三日も掛かると、そう幼い頃に教えてくれた祖父の言葉。
新菜は、自分は何日も筆を持っていないのだろうと考え、そしてこのまま頭師にはなれないのではと考えてしまいます。
自分が中途半端だと、涙に暮れてしまう新菜。
そんな悲しみの中で、幼い自分が祖父に訊ねた事を想い出します。
毎日、雛人形を作る事が大変ではないのか、辛くは無いのか、と。
その問いに祖父は笑いながらに答えます。
好きだから、大変な時に踏ん張れる、と。
── 祖父の言葉を想い出し、喜んでくれるお客の顔を海夢の笑顔と重ね、彼は涙をぬぐい、衣装を作り始めていきます。
第10話
無事に衣装が完成し、海夢は彼が今日のイベントに間に合わせるために作ってくれた事を知ります・・。
今日のイベントでなくとも、コスプレイベントは毎週に開かれており、衣装の完成は気長に待つつもりだったと、申し訳なさそうに言う海夢。
新菜は、その事を聞いてほっとしたように安堵します。
もし間に合わなければと、それだけが心配だった新菜は、余裕があった事に喜んでいました。
そんな彼を見て、大変な思いをさせてしまったと、もっと早くに気づいてあげればと、涙を流しながら海夢は謝ります。
第11話
黒江雫の衣装を身に纏った海夢は、ちゃんと自分が性奴隷に成れているのかと新菜に訊ね、新菜はちゃんとなれていると告げます。
自分が憧れていたヒロインになれた事に興奮し、彼に写真を撮ってほしいとお願いをしてきます。
そして新菜の自室にて始まってしまう雫たんの撮影会・・、海夢のテンションは上がっていきます。
撮れた写真を見て喜ぶ彼女は、明日のイベントに行こうと彼を誘います。
作務衣しか持っていないと、困惑する新菜ですが、嬉しそうにする彼女に断る事は出来ず、一緒にコスプレイベントへと向かうことになります。
第12話
池袋のイベントへと参加した新菜と海夢・・。
野外イベントと初めての会場にテンションが上がる海夢と、女性のレイヤー(コスプレーヤー)が多く、自分は場違いなのではと、緊張気味な新菜。
そんな彼を気遣って、別の広場へと移動する海夢でしたが、撮影を頼まれてしまいます。
初めての撮影に興奮して承諾してしまう海夢を見守りながら、コスプレイベントを改めて見まわす新菜は、色々なコスプレをしているレイヤーを見ます。
女装しているレイヤーや、男装しているレイヤーなど、自分の好きなキャラにコスプレしている自由な場所だと知る彼は、なにかいいなと、感じていました・・。
第13話
暑くて服が脱げそうと、緊急事態が起きてしまった海夢。
雫たんになりきる為にと、ヌーブラを二枚重ねにしてしまっていたと、胸の部分が破けそうとピンチを迎えていました。
そしてさらに全身が汗まみれ、脱水症状寸前な彼女を涼しい場所へと連れていき、熱さましシートや、飲み物などを用意します。
汗を拭く海夢でしたが、背中を拭いて欲しいと新菜に告げてきます。
ファスナーを降ろし、汗を拭う新菜ですが、彼女の柔肌に興奮し、手が震えてしまい、上手く拭き取れませんでした・・。
第14話
無事にイベントが終了し、電車に乗って帰宅する海夢と新菜・・。
シートに座りながらイベントの疲れを癒していた二人。
そんな中で新菜は海夢にありがとうと告げました。
いい経験になったと、多くの事を学び、そして楽しかったと言う彼に、海夢も楽しかったと言います。
そして・・、次は何のコスをしようかと、相談を持ち掛けてきます。
好きなキャラが、あと50人もいると言う海夢。
それを聞いて、新菜はこれからも彼女の衣装を作れるのだと、少し、ほっとしていました・・。
第15話
新菜の自宅にて衣装とウィッグの洗濯をしていた海夢。
真剣に衣装とウィッグの整備をする新菜の横顔に、彼女は興奮していました。
イベントの帰りに、眠り掛けていた新菜に、綺麗だと言われ、彼を意識する様になっていた海夢。
祖父と衣装の出来栄えを話している中でも、新菜の姿に興奮が抑えられず、好きという気持ちが高ぶってしまう海夢は、彼への好意に暴走気味でした・・。
その着せ替え人形は恋をする 2巻の感想
新菜くんの苦難と受難に見舞われてしまう第2巻・・。
ふとした行き違いで2週間でコスプレ衣装制作をしなければならなくなり、追い詰められてしまう彼。
いやはや、ちゃんとした打ち合わせや情報交換が大事ですね。
スケジュールの調整をミスして大変な思いをするとは、他人事とは思えませんね。
それにしても新菜くんはマジで真面目くんです。
海夢ちゃんの為に、大忙しな中で衣装制作をする事になり、正直に相談すればよいのに、相手に失望させたくないと、そうすることの出来ない彼。
・・不器用過ぎます。
海夢ちゃんも無理はしなくとも良いと言い、彼に気遣いを見せるのですが、彼女に心配をかけまいとする新菜くん。
職人のプライドというか、自身の心持のせいか、折れてしまいそうなほどの追い詰められてしまい、挫折しそうになるも、尊敬している祖父の薫さんの言葉で立ち直ります。
そして無事に衣装が完成し、彼の苦労を知って涙する海夢ちゃん・・、この子はええ子ですね。
ただのギャルではなく、人の苦労を知って泣いてくれると、また不器用な彼の優しさに感涙すると、実に良いヒロインです。
鼻に掛ける様なヒロインではなく、相手の事を思いやる事の出来る彼女だからこそに、新菜くんは頑張れたのではと思えますね。
今後の二人の関係がこれで近くなればと、次巻の二人の関係も気になってしまいます。
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