姉なるもの 4巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
夕を守る為に人ならざる存在である陽を排除しようとする千夜・・。
しかし、夕はかつての自分の境遇と陽を重ねてしまい、彼女を助けて欲しいと千夜を止めてしまいます。
そんな衝撃の出逢いを経て、何故か家に居候みたく寄り付く様になってしまった陽に、少し不機嫌になってしまう千夜。
新しい仲間を得て、彼の寂しい日々は、少しずつ賑やかになりつつあります・・。
「姉なるもの」4巻には22話から28話が収録されています。
姉なるもの 4巻のネタバレ、あらすじ
第22夜
”猟犬!”、千夜は陽の事をそう呼び、野良犬と蔑みながらに彼女を排除しようとします。
夕に害する存在と容赦のない行動をする千夜を止めようとするも、なんでと、首を傾げて訊ねてくる彼女。
ネズミが出たら狩り、蚊が出れば蚊取り線香を焚いたと告げ、野良犬も有害と、陽の排除を何故に止めるのかと千夜は不思議そうでした。
そして、自分を助けてくれたと言うも、それは獲物を横取りされない為にした行為と言い、害が無い生き物だと決めつける事は出来ないと言います。
夕の邪魔になるものは排除すべきと言う千夜の言葉に、夕はかつて自分が親せきに邪魔者と扱われていたことを想い出し、それを陽と重ねます。
はたして夕は千夜を止める事が出来るのでしょうか?
第22.5夜
それは雨の日の事でした・・。
ふと目を覚ました夕は、雨の降る夜空を見つめながら時間を過ごしていた千夜を見ます。
雨の日は寝付けないと言う千夜は、一緒に縁側で涼もうと誘います。
隣に来る夕に自分の膝に横になるように勧め、恥ずかしがりながら千夜の膝に頭をうずめます。
そのままお話を読んであげると、かつての母親みたく触れてくる彼女。
そして物語は語られていきます。
第22.75夜
ファッション雑誌を読み、服を魔法で出す千夜。
流行りの服に着替え、楽しそうに夕に感想を求める彼女は、一緒にお着替えをして遊ぼうと勧めてきます。
しかし親戚の家を巡り歩いていた彼は、そんなに服を持ってはいませんでした・・。
そんな夕に服を出してあげると、色々な服を出しては、彼を着替えさせ楽しむ千夜。
しかしエスカレートしてしまい、ついには制服にバニーガール、夕を女装させてしまう彼女は、暴走し始めていました・・。
第23夜
蔵の地下に案内して欲しいと頼まれ、陽を地下へと案内しましたが、目当てであったモノはすべて千夜によって排除されており、彼女は唖然としてしまいます。
この部屋にあるモノがどういうモノだったのかと、陽は千夜の行動に呆れてしまいます。
しかし千夜はそんな事は知らない、夕の害悪になるモノは全て排除すると、興味なさげでした・・。
第24夜
陽が訪れてからの千夜は、少し様子がおかしくなっていました・・。
洗濯物を取り込んでいると、自分が片づけると言い、昼食にカレーを作ると、それを食べさせようとする千夜。
ついには歯磨きまでもしてくれると、様子のおかしい千夜の行動に戸惑う夕。
そしてお風呂に一緒に入ろうと、背中まで流す千夜に困惑してしまう夕は、千夜に何かあったのかと、不安を覚えます・・。
第25夜
夕との甘い一時を過ごしたい千夜でしたが、またもやと陽が自宅へと遊びに来てしまいます。
あからさまな敵愾心(てきがいしん)を向けてくる千夜。
陽は台所を貸して欲しいと告げ、一緒にある物を作ろうと千夜を誘ってきます。
それはクッキー作りでした。
多少は料理に慣れてきた千夜でしたが、いきなりお菓子作りとは、ハードルの高い調理に悪戦苦闘する彼女。
その逆に慣れている様子でクッキーを作ってしまう陽、千夜のお姉ちゃんとしての自尊心が打ち砕かれてしまいます・・。
第26夜
またしても遊びに来た陽・・。
今回は水鉄砲を持参し、夕との同じ布団でのお昼寝権を掛けて千夜と対決を申し込んできます。
夕の事になると真剣になってしまう千夜。
水着姿になり、庭で対決する事になった陽と千夜に、夕は見守るしかありませんでした。
そして始まる勝負ですが、水鉄砲を使わずに、水を直接に操り、実力行使で勝負に出る千夜。
真剣な眼差しで陽に挑んでいました・・。
第27夜
何時の間にか遊びに来るのが当然の様になり、居間で口喧嘩をする陽と千夜。
事の発端は、テレビで何気に放映されていた、初めてのお使い。
千夜にお使いが出来るのかと、陽に揶揄われ、一人でも出来ると自信ありげに言う千夜は、実力を見せてあげると、一人でお使いへと向かいます。
はたして無事にお使いを出来るのでしょうか?
第28夜
朝を迎え、目を覚ました夕は母と父の仏壇に手を合わせ、おはようと挨拶を言います。
そして千夜と朝食を摂り、その後にはいつもの様に陽が訪れます。
今回は花火を持参し、一緒にしようと進めてくる彼女。
千夜と陽と共にする花火を楽しむ夕。
一通り花火を堪能した後で、千夜は陽にある事を訊ねます。
それは陽も誰かを想っているのではと、自分と同じ気持ちを持っている事への問いでした・・。
姉なるもの 4巻の感想
一悶着後に、なぜか居候みたいな感じで居つく事になった陽ちゃん。
夕くんと千夜お姉ちゃんの生活に新しい仲間が割り込み、何やらお姉ちゃんの不快指数が急上昇になっている様な4巻。
陽ちゃんを排除しようとするお姉ちゃんを止めてしまうとは、夕くんの優しさは純粋ですね・・。
自分が邪魔ものになっていたからこそ、同じ境遇の立場にいる存在を受け入れてしまうとはと、彼の心の傷は実に深そうです。
そんな夕くんの事を気に入ったのか、陽ちゃんの無邪気なスキンシップと、千夜お姉ちゃんの独占欲が今後も爆発しないかと心配です。
さて、今回・・・最も取り上げたいのは、夕くんの女装姿。
まあ以前から容姿的にはありだと思っていたのですが、千夜お姉ちゃんも暴走してしまうぐらいに可愛らしいと、男の娘としてのスペックもある夕くん、侮りがたしですね。
今後もこの姿が拝めればありがたいです・・。
そんな夕くんの可愛さを見た後の千夜お姉ちゃん・・、今回も溺愛が過ぎています。
ちゅーしても良いと、大胆なおねだりをしてくる千夜お姉ちゃん。
カレーを作って、あーんをしたりと、夕くんに対する溺愛が、なにか強くなり始めています。
やはり陽ちゃんの存在が気になっているのでしょうか?
今後の展開で取り合いになって大喧嘩と、夕くんの安否が気遣われますね・・。
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