やれたかも委員会 1巻のあらすじと感想を紹介します。
やれたかも委員会とは…!
犠星塾塾長‟能島明”と、財団法人ミックステープ代表“月満子”と、ミュージシャン‟パラディソ”の3人からなります。
悩める老若男女から日々持ち込まれる、過去の“やれたかもしれない”エピソードに対して、“やれた”か、“やれたとは言えない”かの判断をするだけの、謎多き委員会です!
「やれたかも委員会」1巻では、1話~8話と特別編が1本収録されています。
やれたかも委員会 1巻のあらすじ
第1話:case001 干し芋と横たわるあの子
今回持ち込まれた“やれたかも”エピソードは、15年も前のお話…。
平凡なサラリーマンのような出で立ちの彼、増田伸照は15年前、九州の田舎で高校に通いつつアルバイトに明け暮れる日々を送っていました。
年々廃れていく自分の故郷に嫌気がさし、高校にもろくに通わずアルバイトに勤しむ彼。
ある日、アルバイト先の年上の女性に、彼女の家で映画を見ないかと誘われるのでした。
女性経験が乏しい故に、女性の家へあがるのもはじめてだった彼でしたが…。
第2話:case002 ジャージのジッパー上まで閉めた
今回“やれたかも”エピソードを持ち込んだのは、33歳Webデザイナーの菅野。
彼は高校生の時、熱心なバスケットボール少年で、週末になるとよく市民体育館で友達とバスケットボールをしていました。
そこで出会ったのがママさんバレーに所属していた阿藤美由紀さん。
菅野含むバスケットボール少年たちはママさんバレーの方々に、人数が少ないから一緒にプレイしようと声をかけられ、それがきっかけでそれぞれママさんたちと仲良くなっていきます。
菅野も阿藤さんに電話番号を聞かれ、二人で遊ぶような仲になります。
ある日、菅野と一緒にバスケットボールをしていた友達が、阿藤さんと同じママさんバレーに所属していた女性と、‟やってしまった”ことを聞いてしまい…。
第3話:case003 焼きそら豆と内もものぬくもり
今回の“やれたかも”エピソードを持ち込んだのは、真面目なサラリーマン、長谷部。
彼は就職を機にかっこつけて上京したはいいものの、友達も恋人もおらず、憧れの町で孤独に過ごしていました。
勇気を出して会社の受付の女の子をデートに誘い、慣れない銀座で頑張って口説いたものの玉砕。
その夜、どうしようもない気持ちになり、誰でもいいから話を聞いてほしいという思いで、彼はネットの巨大掲示板に弱音を吐きました。
すると、その弱音に対してレスがついたのです。
その後何度かやりとりを交わし、二人はその日のうちに会うことに。
“おっさんでもいい、話を聞いてほしい”と思いながら、掲示板の相手を待っていた長谷部。
彼のもとに現れたのはなんと同い年の美少女でした。
第4話:case004 プディング特集と絡まる指たち
IT会社の役員をしている澤部。
彼は日々、高級車を乗り回し、高級な靴や時計を身に付け、裕福で満ち足りた生活をしているように見えますが、そんな彼にも後悔していることがありました。
今回の“やれたかも”エピソードは、そんな彼が高校生だった頃のお話…。
彼は中学生の頃のださい自分にコンプレックスを抱いており、高校入学と同時にいわゆる高校デビューを果たしました。
髪を明るく染め、ストリートダンスに励む日々。そんな彼に、出会いが訪れます。
高校一年生のある日、彼は中学の同級生から夏祭りに誘われます。
どうやらその同級生の友達も来るらしい…。
特に何の期待もせずに、夏祭りの誘いにのる澤部でしたが、その場に現れたのは、いわゆるギャルとよばれる少し派手で可愛い女の子。
マチルダと呼ばれる彼女と澤部は意気投合。徐々に仲良くなり、付き合うことになるのですが…。
第5話:case005 いつかのメリークリスマス
電気メーカーで営業をしている大沢。
彼には忘れられないクリスマスがありました。
それは2年前、彼の職場には、周囲でも噂をされるほどの、かわいくて明るい経理の子がいました。
なんでも昔読者モデルをしていたとか。大沢は地道な努力を重ね、なんと彼女とデートをすることに。
彼女とのデートのために、お店のリサーチやカラオケの歌う曲のリストまで作った大沢。
万全な準備を整えた大沢は、野球のピッチャーでいう“肩ほっかほか”状態。
しかし、事態は急変します。最初に向かったカラオケで、彼女は、大沢の予知していなかった思わぬ行動をとるのでした。
第6話:case006 平成22年のミラーボール
バーの経営者、芳村。
今は奥さんと子供が二人いる立派な父親の彼ですが、10年前の当時はとても女の子に飢えていて、どうしようもない日々をすごしていました。
女の子のことを考えながら、でもナンパするような度胸はなく、友達と共に安い居酒屋で時間を潰す毎日。
そんなある日、友達と共に立ちよったバーのマスターから、クラブに誘われます。
芳村にとって初めてのクラブ。そわそわしながら会場にむかう芳村と友達でしたが、館内は微妙な空気…。
客が、各々別のことを話していました。特に面白いこともなく、居心地の悪さを感じていた芳村に、マスターが話しかけます。
“自分から動かなきゃ始まんねーぜ?”と…。
吉村は女の子に声をかけて親しくなり、2人で別行動をしようと試みますが…。
第7話:case007 「飲んでみ?」なんて君が言うから
照澤武文、30歳、童貞。
彼はそんな自分を恥じ、普段周りには童貞であることを隠して暮らしています。
そんな彼にも、人生で一度だけ、“やれたかも”しれない瞬間があったのです。
それは6年前の出来事…。当時24歳だった彼は、新卒で入った職場を辞め、無職でした。
そんな時、高校の同級生に同窓会に誘われます。その同窓会で再開したのが“泉ちゃん”。
高校生の頃からあまり女性と親しくなかった彼にとって、数少ない接点のある女の子でした。
彼女はさっぱりとした性格で、数年ぶりに再開した照澤にも親しげに話しかけてきます。
そして同窓会の数週間後、その頃からの友人の家で鍋パーティーをすることになったのですが、なんとその鍋パーティーには泉ちゃんも来ていたのでした。
第8話:case008 あの日、大きな木の下で
現役女子大生、石嶺カナ子。
“やれたかも”委員会にとっては珍しい女性の参加者です。彼女は高校時代に“やれたかも”しれない出来事を経験していました。
彼女は、その出来事が、男性からみてどうなのか知りたくて、この委員会に参加したのです。
それは彼女が高校2年生の頃、夏休み期間だったのですが帰宅部でバイトもしていなかった彼女は、文化祭の準備に日々明け暮れていました。
夏休みの最初の頃は手伝ってくれていた友人たちも、徐々に手伝ってくれなくなり、最後の方は、彼女が1人で作業することも多くなっていました。
そんな時、1人で作業をしていた彼女に声をかけてきたのが、同じクラスの草食系男子、藤森でした。
彼と二人きりで文化祭の準備をすすめることに。
作業が一段落し、二人で休憩していた時、裸足で作業をしていた石嶺に、彼は突然“靴下はかせてあげよっか”と声をかけるのでした。
特別編:まるでクジラの胃袋のような長い廊下で
今回“やれたかも”エピソードを披露する彼は、当時PCメーカーのサポートセンターで働いていました。
そのビルにはとても長い廊下があり、そこで彼は美しい女性と出会うのでした…。
やれたかも委員会 1巻の感想
「やれたかも委員会」1巻では、突然なんの説明もなしに「やれたかも委員会」を名乗る三人組が登場します。
そして、悩める男性(たまに女性)が披露するエピソードを聞き、淡々とそのエピソードが‟やれた”か、‟やれたとは言えない”かを審査・判定する様子を見せられます。
筆者は、1巻を読み進めていくうちに「やれたかも委員会」がなにものなのか少しずつわかっていくものなのかなと思っていました。
しかし、「やれたかも委員会」1巻読了しましたが、まだ彼らが何者なのかまるでわかりません…。
唯一の女性メンバーである‟月満子”、彼女は毎回“やれたとは言えない”と辛口の審査を下す、少し厳しく真面目な印象の女性です。
しかし1巻の最後では、そんな彼女がついに‟やれた”という判断をし、みんなでその記念に叙々苑に向かっている姿が描かれています。
2巻では、「やれたかも委員会」の謎はとけるのでしょうか?
そもそも彼らに謎があるのでしょうか?2巻も楽しみですね!
また、「やれたかも委員会」1巻では、1話完結となっているため、どこから読んでも楽しめる構成となっています。
筆者は、男性がこのような場面の時に‟やれたかも”と思うのは同性として理解できるのですが…。
女性メンバーの‟月満子”にバッサリ“やれたとは言えない”と判定されてしまうのは確かに冷静に考えればそうだろうなとも思いました。
各エピソードがすごくリアルで「ありそう」なラインが描かれているので、見ていてドキドキするシーンもありました。
また、くすっと笑ってしまうエピソードや思わず同情してしまうエピソードなどもあり、興味深かったです。
やれたかも委員会 1巻は無料試し読みすることができます。
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