マッシュル MASHLE 18巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
自らを神と自称するイノセント・ゼロを前に、ひれ伏していく人類。
立ち向かえる存在は、もはやマッシュだけ・・・
鍛えあげた身体と心で全てを薙ぎ倒すマッシュの鉄拳は、世界を救えるのか!
マッシュル MASHLE 18巻には第155話から第161話、最終話が収録されています。
マッシュル MASHLE 18巻のネタバレ、あらすじ
第155話 マッシュ・バーンデッドと神になった魔法使い
イノセント・ゼロを倒したマッシュ・・・。
しかし、倒されたはずの彼は神として進化を果たします。
恐ろしくも神々しく圧倒的なまでの存在感を見せつけるイノセント・ゼロに対して、人類のすべては許しを請いひれ伏していきます。
人ではない存在となり、底知れぬ魔力を得たイノセント・ゼロに怯む事なく、戦い続けるマッシュは、放たれた魔法をデコピンで弾きます。
霧散するイノセント・ゼロの魔力の隙を突いて、懐へと入り込むマッシュ。
マッシュは鉄拳を叩き込むも、時間を操りマッシュの攻撃を防ぐイノセント・ゼロに勝つ術はあるのでしょうか?
第156話 マッシュ・バーンデッドと近づけない魔法の乱撃
接近して殴ろうにも時間を停止され、魔力の衝撃波を叩き込まれ、接近を阻まれてしまいます。
絶望の戦いの中を見守るフィン。
フィンはもう世界は終わるんだと諦めかけてしまうも、まだ希望はあると、何度も立ち上がるマッシュの姿に望みをかけます。
マッシュは仲間達の想いや、家族、友達と自分の事を今まで支えてくれた全てを想いながら、イノセント・ゼロに立ち向かいます。
そんな中、放たれたイノセント・ゼロの魔力が阻害されます。
何者かと見やれば、そこにいたのはかつてマッシュと戦い死闘を繰り広げた、アベル・ウォーカーにアビス・レイザー。
そしてマーガレット・マカロンとカルパッチョ・ローヤンにレヴィ・ローズクォーツ。
かつてマッシュと戦った彼等が手助けしてくれたのです。
第157話 マッシュ・バーンデッドとかつての強敵たち
アビスによってイノセント・ゼロの攻撃を避けながら相手の懐へと向かうマッシュ。
そんなアビスの援護するさまに、アベルはイノセント・ゼロの攻撃を防ぎ、レヴィの追撃とカルパッチョの挟撃がマッシュを援護していきます。
そしてマーガレットの一撃が、イノセント・ゼロへの最後の道を開きます。
ついにイノセント・ゼロに近づく事に成功したマッシュ。
はたして彼の渾身の一撃は、イノセント・ゼロを砕く事が出来るのでしょうか?
第158話 マッシュ・バーンデッドとみんなの力
時を止めた瞬間に力で押し切り、自分の肉体に傷を付けたマッシュに、冷静さを失ったイノセント・ゼロは最終手段を取ります。
全てを破壊する魔法・デバインパニッシュメントを放ち、一切を消し飛ばそうと…。
巨大な魔力で構成された星が落下し、魔法界の全てを押しつぶそうとするも、それは押し止められてしまいます。
止めていたのはマッシュと関わった今までの全ての人々。
魔法学校の生徒だけではなく、多くの人々がマッシュに力を貸し、それは全てマッシュが今まで捨てずに築いてきた絆が紡いできた力だと、祖父・レグロは伝えます。
フィンやドットにレインやレモン。
マッシュのために力を貸してくれる全てのみんなに感謝し、マッシュは全力を賭けてイノセント・ゼロに挑みます。
そんなマッシュに激高するイノセント・ゼロ。
この世界の頂点に立つ完璧な存在である自分が、ゴミクズに負けるわけがないと叫ぶも、マッシュは言います。
この世界はみんなのもので、特別な人はいない、そしてこれがみんなの力だと…。
そして、マッシュの会心の一撃が顔面に見舞われます!
第159話 マッシュ・バーンデッドと時を戻す魔法
マッシュの一撃を喰らい、致命の重傷を負ったイノセント・ゼロ・・・。
身体の半分が砕け散り、完全に敗北を喫したイノセント・ゼロは、自分には敗北がないと言い、時間を逆行させます。
するとイノセント・ゼロの身体は元どおりとなり、戦う前の時間へと戻ります。
イノセント・ゼロは、時間を操る事の出来る自分には敗北はないと言うも、結果はまたも敗北。
時間を戻し、次こそはとマッシュに挑むも、再び負けてしまうイノセント・ゼロ。
何度も時間を戻し、やり直しをするも、幾度となくマッシュに敗北する未来しかないと、イノセント・ゼロの心は折れ始めていました。
そんなイノセント・ゼロに同情の余地はないと、最後の必殺技であるギャラクシー・クラッシュこと、ジャーマンスープレックスを叩き込み、マッシュは勝利をおさめます!
第160話 マッシュ・バーンデッドと世界を飲み込む黒い闇
イノセント・ゼロの敗北によって世界は救われたと沸き立つ魔法界…。
しかし、イノセント・ゼロの放ったデバインパニッシュメントは、まだ落下を続けていました。
全てを飲み込む闇の魔法の前に抗う術はないと、絶望に沈む中で、イノセント・ゼロはどうにかしてみろとマッシュに告げます。
そんなイノセント・ゼロの言葉に、マッシュはハッピーエンドは力ずくで手に入れると言い、海へと向かい飛び込み、陸地を押しながらバタ足を始めます。
大津波を引き起こすバタ足に大陸は揺れていき、遂には動き始めてしまいます。
大陸をビート板の様に動かしながら、デバインパニッシュメントを避けてしまうマッシュ。
しかし、デバインパニッシュメントの衝撃で起きた大津波に大陸が飲み込まれようとするも、マッシュはイノセント・ゼロの杖を掴み、起こした衝撃で大津波を起こします。
大津波を大津波で相殺してしまったマッシュにイノセント・ゼロは、茫然自失としていました・・・。
第161話 マッシュ・バーンデッドと神覚者
完全にマッシュの規格外の強さに敗北したイノセント・ゼロ。
そんな彼に全てを戻してくれないかと頼むマッシュ。
行き着くところまで悪を尽くした自分が、今更良い事をしても何も許されるわけでもないと言うも、自分の過ちに気づいて行動が出来たら大きな一歩だと。
そんなマッシュの声に、イノセント・ゼロは時間を戻し、傷ついた人々や命を落とした人々など、悪人・善人と関係なくすべてが元に戻っていきます。
イノセント・ゼロに感謝し、仲間と共に勝利を喜ぶマッシュ。
多くの仲間達に支えられた事や、多くの仲間に認めて貰えた事に喜びながら、彼は数ヶ月後に神覚者として授与を受ける事になります。
最終話 マッシュ・バーンデッドと恒久の幸せ
魔法を持たない身として神覚者として認められたマッシュ・・・。
しかし、彼は授与を辞退してしまいます。
マッシュに手紙を託され、代わりに彼の言葉を代弁することになったカイセ・ツッコミーは語ります。
魔法を持たない人間でも活躍する事の出来ることを証明し、それが認められた事で目的を果たせました。
この世界には大勢の人がいて、悪人もいれば善人もいるし、愛されたいと想う人や愛したいと想う人もいるし、色々な人がいる。
マッシュはそんな世界が大好きで、彼は神覚者は大変だと思い、辞退したのです。
ヤツらしいなと、マッシュの欲の無さに呆れながらも、彼らしい答えなのだと納得したウォールバーグ校長。
校長は拍手をし、その拍手に続いてマッシュの仲間達が拍手をします。
レグロの元へと戻り、シュークリームのパティシエとして歩み出すマッシュ。
色々なことがあり、なんやかんや大変な事を乗り越えて、平和に楽しく暮らします…。
マッシュル MASHLE 18巻の感想
ついに完結を迎えてしまったマッシュル MASHLE。
マッシュの活躍は常に胸躍らせる大活躍の連続でしたね。
ギャグ要素の強いファンタジーギャグバトルと、魔法の世界にて超人のパワーで世界を乗り越えていくヒーローでした。
「ボボボーボ・ボーボボ」に影響され、理不尽を理不尽で覆してしまう圧倒的なヒーロー。
今の時代にはこんな存在がいてほしいものです。
型にハマらなければ生きていけない世界にて、窮屈になっていく中で、道理がまかり通らない理不尽な事があろうとも、姑息なことを考えずに力で乗り越えていくマッシュ。
シリアスな空気を壊すマイペースな彼に、理不尽な世界を覆してくれる彼の圧倒的なまでの理不尽さなど、彼は型にハマった世界を壊してくれるヒーローとも言えます。
正統派な主人公の正義などはなく、常に自分の守りたい小さな世界と仲間達のために命をかける事の出来る彼の強さ…。
まさにジャンプヒーローの存在感とも言えますね。
優等生でもなければ、悪人ではなく、ただ守りたいものを守るときに力を振るう存在。
そんな彼が織りなした物語は、力で乗り越えていく強さの物語でもあったのです。
最初から強くはあるも、心の何処かに空虚を抱え、友達を得て心を強くしていく彼の成長は読者を楽しませてくれる最良の物語でもありました。
彼が活躍した時代から数年後の漫画に、彼の影響を受けた新しいヒーローが生れるのでしょうか?
そんな系譜を繋いでいくヒーローになれたと、マッシュの活躍に感謝します。
次なる理不尽に挑むヒーローは誰なのか?
マッシュのような存在が産まれてほしいですね!
そして最後に甲本先生、マッシュの活躍をありがとうございました。
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