裏世界ピクニック 11巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
閏間冴月の行方を追う謎の団体に攫われてしまう空魚と小桜。
そんな窮地を冷静に脱する空魚は、謎の団体の異様さに戦慄を覚えていきます。
はたして空魚は小桜を守り、鳥子と再会する事が出来るのでしょうか?
裏世界ピクニック 11巻には第57話から第61話に間章が収録されています。
裏世界ピクニック 11巻のネタバレ、あらすじ
第57話 ささやきボイスは自己責任Ⅳ
薄汚い密室へと押し込まれてしまった空魚・・・。
るなの声の能力によって意識は低迷してはいるも、今、自分がすべき行動は何かと、冷静な思考が働き始めていました。
かつて家族がカルト教団にハマってしまい、自分を閉じ込めようとしてた悪意に対する反逆の経験が噴き上がろうとしていました。
自分の運命を玩(もてあそ)び、支配しようとする圧倒的な悪意に対する怒りが沸々と沸き、対カルトモードになったと、空魚は行動を開始していきます。
まずすべきは密室からの脱出。
トイレにマットレスに天井でぼんやりと光る蛍光灯。
これが脱出のカギとなると、空魚は行動を開始していきます。
第58話 ささやきボイスは自己責任Ⅴ
無事に脱出し、小桜を助けた空魚・・・。
しかし施設から抜け出す事は容易ではなく、またここが何処であるのかも不明でした。
ただ確実な事は、ここは裏世界に関わり取り込まれた人間である第四種を飼っていると、小桜は把握します。
自我を失った人間でもある第四種を飼う事が出来るのかと、疑問を抱く空魚。
ここで一体何が行われているのかと調べて行く内に、二人はあるモノを見つけてしまいます。
それは・・・、地下のまる穴でした。
宗教施設のトイレの奥の個室に、地下へと続く階段があるとされるネットロア。
その階段を降りると、自分の元いた世界と少しだけ似ている異世界へと来てしまうと言う、自己責任系の怪談。
調べるために地下へと降りる二人は、そこで奇妙な輪を見つけます。
それは裏世界へと通じるゲートだったのです・・・。
第59話 ささやきボイスは自己責任Ⅵ
るなが第四種を飼い慣らし、そして裏世界に行き来している事を知った空魚。
小桜が再び囚われてしまい、また自分も拘束され、身動きを封じられてしまいます。
右目の能力を使えない様にと、袋を被せされてしまい、視界すらも奪われてしまう空魚。
どうすべきかと次の行動を模索していましたが、冷たい声が彼女を追い詰めます、
るな様と、彼女に対して狂信的な想いを抱く信者の暴走。
空魚を殺し、るな様の寵愛をと、狂った信者の銃口を後頭部に押しつけられ、引き金を引かれようとしていた時、別の銃声が響きます。
自分に殺意を向けていた信者の呻き声の後に、自分を掴み、袋を引き裂いたのは、鳥子でした。
良かったと、抱きしめてくれる彼女に安堵しながら空魚は救出されます。
第60話 ささやきボイスは自己責任Ⅶ
DS研究奨励会の事務局長である汀曜一郎の加勢もあり、救助される事になった空魚。
地下のゲートを潜り、るなを追っていきます。
そして辿り着いたのは寂れ薄汚れた牛舎。
使われていた形跡もなく、人が生活していた微かな痕跡、薄気味悪い雰囲気など、まるでお化け屋敷のようでした。
空魚はこの牛舎もとい建物が、ある怪談を再現させる為のモノだと推測します。
それは怪談にある山の牧場でした。
実話怪談としてある芸能人によって明かされた怪談で、山奥に建設途中で放棄された牧場の様な建物があり、未完成の牛舎に、2階に続く階段の無い奇妙な建物。
お札がびっしりと貼られた異様な部屋。
意味も不明とされるも、恐怖を煽る建物の存在は裏世界へと続く道を形成するモノとなると、空魚はこの施設があらかじめに建設された建物だと察します。
裏世界へと通じさせるための施設とは…、るなの恐ろしさを改めて思い知らされてしまいます。
第61話 ささやきボイスは自己責任Ⅷ
DS研へと侵入をはたした、るな達の凶行は研究員を巻き込み、閏間冴月のノートを手に入れようとする彼女を追い、保管室へと向かいます。
るなの声は人に干渉する糸の様なモノを流し、相手の自意識を奪う事が出来ると、右目で見抜いた空魚の声に合わせて、鳥子はるなの声の糸を払います。
ようやくにして出逢えたと、鳥子に対して敵意を向ける、るな。
それは冴月と共に裏世界を巡った鳥子に対する敵意でした。
るなの目的は冴月と出逢う事と、狂気を向けてくる彼女に空魚は対抗出来るのでしょうか?
間章:夜半の囁き
話は、るなに拘束された時間に戻ります・・・。
小桜はるなと対面し、一対一で話しかけられていました。
空魚が囚われてしまい、今は鳥子の救助を待つしか無いと冷静な気持ちを崩さずに、るなの問いかけに向き合う小桜。
そして彼女から問われたのは・・・、冴月の事でした。
冴月について何かを知ろうとしていると、警戒心を露わにし、質問をはぐらかそうとするるなを前に、小桜はその意思を貫く事が出来るのでしょうか?
裏世界ピクニック 11巻の感想
今巻は全編を通してシリアスな内容で進んでいきましたね・・・。
空魚が攫われてしまい、大ピンチの状況となりましたが、至って冷静に事態を受け入れている空魚のメンタルの凄さには驚かされてしまいます。
空魚の過去って一体全体何があったのでしょうか?
閉じ込められた空間を把握し、必要にアイテムを手に入れるなんて・・・。
どれだけにメンタルが強いんでしょうか?
普通はあそこまで冷静になって脱獄を行える様なメンタルは不可能ですよ。
それを手慣れたようにしている空魚の過去は、相当なまでの人生だったのでしょうね。
また、るな様の行動など、彼女の恐ろしさも未知数とも言えます。
やはり冴月が関わっているとの事ですが、一体彼女は何をやらかしたいんでしょうね。
声で人を操る能力って、ある意味ではチート能力とも言えます。
しかも第四種の裏世界に関わってしまった人間を操る事が出来ると、圧倒的なまでの強者感を見せてくる彼女・・・。
改めてるな様の危険性がにじみ出てきましたね。
今後の展開では何をするのかと気になる所でもあります。
さて鳥子の活躍は、空魚もドキドキしてしまうなど、ごちそうさまな展開でした。
彼女を助けるために人間を撃つと、覚悟の決まっている姿が凜々しかったです。
そんな彼女にドキドキしてしまう空魚・・・、意識している証拠ですよね。
二人の関係も気になる所です。次巻へと続きます。
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