撲殺ピンク 7巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
今も暗躍を続ける道鐘男達。
暴走するピンクに制裁を加える鴉と郭公を操る、警察庁次長・中村哲也はある人物と接触をします。
うごめく悪意が届かない場所で、一時の休息を味わうキンとラブ。二人の先に待ち受けるものは…。
撲殺ピンク 7巻には第52話から第59話が収録されています。
撲殺ピンク 7巻のネタバレ、あらすじ
第52話 PEACE
人気の無い駐車場に停められていた一台のハイエース。
車内では女性を犯そうとする太った男が興奮を滾(たぎ)らせながらに、行為におよぼうとしていました。
そんな男を殴りつけて車外へと引きずり出したのは郭公と鴉の二人組。
血液検査の日にも関わらず命令に従わない事を叱責するも、鴉は無駄だと呆れながらに呟(つぶや)きます。
油だらけの血だ、ルールを守れないクズだと言う二人の言葉に怒りを沸かす男は、周囲に潜ませていた仲間を呼び寄せ、二人を取り囲みます。
郭公に鉄パイプを振り上げて殴りつけるも、彼は平然としながらに男を掴み、地面へと叩き付けます。
鴉によって瞬く間に惨殺されていく仲間達。
男は惨殺されていく光景を見せつけられ、力の差を教え付けられていきます。
第53話 勝負の時
鴉と郭公の元締めでもある中村は、ある料亭で会食をしていました。
その相手とは現厚生就労大臣である坂口直也でした。
中村とは大学時代の先輩・後輩の間柄であり、後輩である中村は坂口と久しぶりに酒を飲み交わしながらに、昔話に花を咲かせていました。
そんな中で腕相撲勝負を勧めてくる中村は、道鐘男は次のフェーズに行くと告げてきます。
ピンクの補充と資金援助を求める彼は、厚就省の予算を回して欲しいと付け加えてきます。
その為に勝負をしようと言い、もし勝ったら予算を回す約束をし、もし坂口が勝てば道鐘男の全権を譲渡すると約束します。
真剣になる二人。はたして勝敗は?
第54話 SEVENTEEN
ある日、ラブはキンとのデートを知春にセッティングされてしまい、困惑しながらも二人はせっかくのデートを楽しみます。
しかし、お互いに何処に行き、何をすれば良いのかと解らず、頭を悩ませています。
とりあえず海に行こうと言い、二人は海で時間を潰し、遊び始めます。
白波の中に脚を入れてはしゃぐラブに、キンも一緒に海へと入り、穏やかな時間を過ごします。
二人はこのままこの時間が続いて欲しいと願いますが…。
特別編 カテキョー
中田和稔・大学院生のピンク。
家庭教師の立場を利用し、少女を辱めている卑劣な男。
しかし、なぜか被害届はすぐに取り下げられてしまい、何か裏があると読んだ二人は、ある作戦を立てます。
それはラブが彼の教え子となり、相手の出方を探る方法でした。
レンタルルームを借りて、馬鹿な子を演じるラブ。
そんな彼女に中田はある薬を手渡してきます。
コレを呑んだら楽しくなると言い、下卑た笑みを浮かべる中田。
薬を飲んだとなれば容易に警察に相談が出来なくなると知り、姑息なまでの卑劣漢(ひれつかん)にラブとキンは制裁を加えていきます。
第55話 価値
ラブはキンと知春に犬が描いたとするデジタルアートの値段を尋ねます。
一見すればただの落書きのように見えるそれは、値段など付きそうにないものでしたが、30万円もする絵だったのです。
ラブはキンにも描いてみたらと揶揄(からか)いますが、はしゃいでいたせいで誰かとぶつかってしまいます。
ぶつかった相手は男性で、うつろな表情で、さまよう様に歩き、ラブの謝罪など気にした様子もなく、歩いて行きます。
男は、目的地である高級ホテルへと着きます。
そして、身を潜めながら、監督と呼ばれている男性に狙いを定め、隠し持っていたナイフを出そうとします。
はたして彼の目的は?
第56話 欲ばり
映画監督の名前は高松光。映画賞を受賞した人物であり、被害者となった少女の名前は神木鞘。
監督を殺そうとしていた男は、神木の関係者であり、麻薬に溺れるほどに相手に殺意を抱いていたのです。
そこまで追い詰められていた男の気持ちを思うキンに、ラブは相手を調べ始めていきます。
そんな中で知春は氷見燕と映画監督に繋がりがあるのではと考えます。
唯一に存在する氷見燕の肖像は銀板写真と、当時の日本では数えるほどしか利用されていないそれを調べて行けば、道鐘男の情報を得られるかも知れないと考えていました。
200年前の和製ジャックザリッパー。
映画監督と繋がりがあるかもと、調査に乗り出していきます。
第57話 大当たり
映画監督の高松は強姦愛好であり、拒絶や抵抗に興奮を覚える変態だったのです。
ラブは拒絶感をあらわにして彼と接し、興味をそそるように罠に誘います。
そして案の定、ラブを女優にすると誘い、ホテルへと連れ込んでいきます。
今までに多くの女性を手籠めにした卑劣漢。
ラブとキンは制裁を加えていきます。
第58話 Perfume
高松を捕まえたラブとキンに知春は、高松の部下を一網打尽にしていきます。
後は高松を再起不能にすれば仕事は終えますが、まだ聞きたいことがあると、ラブはある事を訊ねます。
それは仮想口座を作り、ある絵を購入していた事。
この絵には何か意味があるのかと、ラブは追い詰めていきます
自分の作る映画以外の作品は認めない虚栄心が強い高松が、何故にここまで固執するのかと、問い詰めるラブに高松は震えていました。
第59話 I Don’t Like The Drugs
高松が購入していたアートはデータ改ざんの出来ないデジタルアートでした。
これは資金や資産に使われるのではなく、承認データとして使われていたのです。
VIP専用の児童人身売買マーケットに参加するための承認データとして、大がかりな組織が関わっていました。
その裏には道鐘男が関わっているのかと、ラブ達は子ども達の救出の為に行動を開始していきます。
そんな中で静かに動いていた郭公と鴉。
再び対峙が始まろうとしています。
おまけまんが
ある雪の日。
龍と共に雪ダルマを造っていた知春。
ラブの雪ダルマを造り、キンの雪ダルマを練り、知春の雪ダルマを造る事に夢中な龍は、手をすっかりと冷やしてしまいます。
みんなが喜ぶかと持って帰ろうとするも、冷たくて無理じゃないかと訊ねますが、龍は秘密アイテムを持ってきたと言います。
はたして秘密アイテムとは?
撲殺ピンク 7巻の感想
道鐘男の暗躍、大きな情報を得ることになるラブ達と、本巻もたくさんの進展を見せてくれました。
鴉と郭公の二人とラブとキンの再会も近くにありそうな気がします。
また、中村がまさか政治家と連んでいたとは…、驚きの内容でした。
資金を回して欲しいとの事で予算を奪う中村とは…、このような人間が現実にいたら怖いですね。
本当にいないですよね?
今回の見所となるポイントは、やはりラブとキンの海でのデートでしたね。
二人が過去の事件から解放され、恋人として人生をやり直せたらと切に思ってしまいます。
しかし、鴉と郭公の二人の存在は簡単に排除できないので、難しいかもしれませんね。
今回のピンクも中々にヤバい変態が揃っており、その危なさはとどまる事を知りません。
映画監督のピンクの絶対に権力を持たせてはいけない変態ぶりには戦慄を覚えます。
映画業界や芸能関係の闇は深そうなので、何やらと不穏な空気が流れます。
しかも今回は人身売買が関わっていたと大きな情報を得てしまったラブ達。
次巻はついに鴉と郭公と再会するのか、因縁の対決に決着が着くのか、と気になります。
大きな組織が動き、政治まで絡んでくる中でラブとキンはどうするのか。
二人の活躍に注目したいですね…。
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