アンデッドアンラック 9巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
サマーを討伐するクエストを達成するも、代わりにウインターが活発になり、ウインターを討伐するためにアンダーの人質となった風子。
風子を取り戻す機会を窺うアンディたちは、果たして無事に行えるでしょうか。
アンデッドアンラック 9巻 には第71話から第79話までが収録されています。
アンデッドアンラック 9巻のネタバレ、あらすじ
第71話 好きって
スプリング討伐を命令された風子は、UMAを好きになって不運を与えるため、好きとはどういう事かを理解しようと漫画を読み直してみます。
経験豊富そうなラトラに好きについて聞いてみますが、リップとは友達以上恋人未満の関係に甘えているだけだと言います。
丁度リップが来て言いました。そろそろ移動が始まると。
風子はリップとラトラにアジトであるこの場所を聞こうとします。
しかし、アンディに伝えるつもりだろうからダメだ、言ったところで移動するからな。と言ったその時、UMAカインの中に建物ごと取り込み、移動が始まるのでした。
第72話 真心
風子がアンダーへ行って3日。
アンディは風子からの通信が何時来ても逃さないように寝ずに待っています。
その頃、風子は連絡するチャンスを窺っていました。
やっとその時が来た風子は行動に出ます。
廊下で見張っていたラトラには好意を持っているので、触って不運を付与して通過します。
次に出会った人は何の情報も持っていませんでしたが、彼女の否定能力から察しが付き、彼女にも不運を付与して通過しました。
あとは建物の屋上からUMAカインの呼吸器へと…。
丁度その時、カインは息を吐きだし、呼吸器へと吸い込まれた風子を勢いよく拭き上げ、クロちゃんが変形した通信器で通信するのでした。
第73話 上等だ
外に出た風子は限りある時間の中で可能な限りの情報を伝えました。
アンディもスプリングと接触するには友才と手を組んで来るように伝えます。
風子がアンディに誤解を招く様な少しだけタイミングの悪いところで通信が切れました。
と思った時、ビリーの方から通信してきました。
聞いていた通り、スプリング討伐に風子を使う。
アンディは、その時に風子を奪い返すと伝えます。
邪魔をするなら命はない。と言うビリーに、上等だ。とアンディが返したところで通信が切れました。
アンディはユニオンのメンバー全員の前で、風子を助けるために命を預けて欲しいと頭を下げるのでした。
第74話 作戦開始
アンダーとのケリをつけると作戦を練るアンディでしたが、それから3日も考え込んでいました。
その間、メンバーたちは自分自身を鍛え上げています。
ジェイスがアンディに手伝うと声を掛けて来ました。
アンディはアンダーとの相性に悩んでいたようです。
アンダーのメンバーと違い、ユニオンは年齢的にも若いメンバーが多く、そのままでは死人が出てしまう。
むこうも総力戦で来るだろうから近くで守ってやれないと言います。
するとジェイスはヴィクトルも同じ事を話していたと言うのでした。
私が揃えた最高のメンバーだから、皆を信じてくれと言い、一緒に作戦を考えるのでした。
第75話 任せたぜ
アンダーはスプリングが鎮座するタワーの地下から作戦を展開していきます。
風子がスプリングを倒すまでユニオンの足止めをするようです。
一方、ユニオンはタワーの外と中から風子の元へ行く作戦を展開します。
スプリングの能力は、桜の花びらに触れる事とエリア内に30分以上居ることで桜へと変えてしまうというので、時間との戦いも含まれます。
タワーに入ろうとした時、アンディをアンダーのクリードの不滅の弾幕が襲いました。
それをチカラの不動とトップの不停止の連携で防ぎ、アンディとジェイスが先に進んで行きます。
クリードはトップとチカラを捨て駒じゃないかと言いますが、僕たちはお前を倒せるからここに居るんだと二人は答えるのでした。
第76話 光の速さに
今回の作戦で最も危険なクリードを倒せるのは、不動のチカラと不停止のトップのコンビネーションだとアンディに任された二人。
しかし、クリードの閃光弾にチカラの能力が抑えられ、不減の弾幕でトップはチカラに近づくことが出来ません。
その隙にチカラの目を狙ってクリードが殴り、チカラは目を開けられない状態になってしまいました。
チカラは僕を信じてとトップに告げると、トップはチカラの元を離れて走り始めるのでした。
自分だけ逃げるとはいい相棒だなと言うクリードに、誰かに命を預けるのが怖いんだなとクリードに向かって言うチカラ。
チカラは、片目を開き不動を発動しながら、僕の友達が光の速さに届くまで動くなと言います。
第77話 On your mark
トップがユニオンに入る前の出来事です。
裕福ではない街で育った子供たちにとって、スポーツは未来へとつながる大きな希望でした。
そんな中、オリンピック出場も叶うかもしれない強化選手選抜レースが行われるとなり、レースに勝ってお金が稼げるようになれたら、などと話していました。
レース当日、トップは友達家族の方が生活するのに苦労しているからと、レースでワザと負けようとして足を止めます。
その瞬間、自覚が無いまま暴走し、友達を殺めてしまいました。
不停止という能力を神が与えたのだとユニオンのジェイスが説明し、トップは若過ぎるとユニオンへは誘わないでおこうとしましたが、トップの方から神を倒したいと参加するのでした。
第78話 Set Go !!
トップは走り始めました。
クリードはチカラとトップの様子を見て、何をしようとしているかを悟り、チカラの死角全域を弾幕で埋めようとしました。
タワーから溢れ出て来るミサイルに慌てる他のメンバーでしたが、アンディは二人を信じろと言います。
トップは加速を続けます。地球を半分回った頃には停止不能領域を超えます。
チカラがトップの過去を知り、僕が強くなって全速力で走っても止めると言った時の事を思い起こしながら、更に速度を上げていきます。
ついに全速力となったトップはクリードの武器を瞬殺するのでした。
第79話 なのに俺は
タワーの上へと向うアンディの前に、アンダーのリップが立ちはだかります。
リップの不治はアンディの再生を止めてしまうので、リップの相手はシェンが受け持つことになっていました。
シェンがリップの攻撃を塞ごうとしましたが、リップとラトラの攻撃は範囲が広く軌道が読めずに防ぎ切れませんでした。
ジェイスを守るようにしてアンディはリップの攻撃を受けてしまいます。
それでもアンディは自分で首を切り、そこから再生しながらタワーの上、風子の元へと向かうのでした。
アンデッドアンラック 9巻の感想
ウインターを討伐するために自分からアンダーへと行った風子。
風子の行動を信じ連絡を待ち続けるアンディ。
風子はビリーの真意を探ろうと思ったのでしょう。
今までユニオンでのビリーを見てきたからこそ、ビリーがどうしてアンダーを組織したのか理解したかったのかもしれません。
そして、アンダーに居ながらにして情報をユニオンに伝えなければと思ったのでしょう。
そこまでアンディが分かっていたのかはさておき、風子からの情報を得られたユニオンは、スプリング討伐の日に向けて準備をしました。
アンディとジェイスが風子を取り戻す作戦を考え、他のメンバーは期待に応えられるように訓練します。
いよいよ始まったスプリング討伐と風子奪還作戦では、アンダーの強敵クリードに対してトップとチカラが応戦します。
子供対大人でも相手を信じ協力すれば、強大な相手も負かすことが出来ることを見せてくれました。
アンディも仲間を信じて先へと進みましたが、リップとラトラの攻撃を受けてしまいます。
いくら不死とはいえ、不治の能力で切られた手足は再生しませんので、自分で首を切り離し、そこから再生するという離れ業で乗り切りました。
リップとラトラの攻撃を防ぎきれなかったシェンが少し物足りない活躍だと思ってしまいましたが、そんな状態でも風子の元へ向かうアンディの根性が際立つので良しとしましょう。
風子の見えるところまで来たアンディ。
そこで言った言葉は、風子には届かなかったかもしれませんが…。
届いたかどうかは次巻でのお楽しみです。
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