怪獣8号 4巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
第3部隊が駐留する市川基地に突如現れた怪獣群。
キコルは貸与された武器を手に初陣として活躍し始めます。
人語を話す怪獣は保科副隊長が相手をするのですが、保科の想像を超えるほどの強さの様子。
果たしてどう戦うのか…。
怪獣8号 4巻 には第27話から第35話までが収録されています。
怪獣8号 4巻のネタバレ、あらすじ
第27話
カフカからの情報によって、隊員たちは翼竜型の怪獣の弱点である背中を狙おうとするものの、今までに無い動きをする怪獣に翻弄されます。
怪獣に襲われる寸前の水無瀬を助けたカフカ。
その直後に背後に迫る怪獣を倒したのはキコルとレノでした。
やっと正隊員になったのだから、仲間を信じましょう。とのレノの言葉に頷くカフカ。
基地には非番の隊員達が続々と駆け付け怪獣を倒していき、改めて隊員達の凄さを実感するカフカでした。
その頃、保科副隊長と対峙していた人語を話す怪獣は、まるで風船の様に膨らみ始めるのでした。
第28話
膨れ始めた怪獣は巨獣程の大きさになった後、蒸気を吹きながら姿形を整え元の数倍もの大きさに変わりました。
巨体化と共に強さも上がり、もはや保科だけでは対応不可能な状態になってしまった様子。
一撃を躱(かわ)した保科は巨獣の身体を駆け上がり、刃を入れていくも、切り裂くことは出来ても分厚いために奥まで届きません。
次の手を考え動き始めた途端、スーツの駆動限界が来るのでした。
もって後1分。そう思った時、予獣の自爆攻撃が保科を襲うのでした。
第29話
巨獣の一撃を喰らった保科は、苦い経験を思い出します。
刀では怪獣には敵わないから諦めろ。そう何度も言われてきた保科。
防衛隊に入る前も、入ってからも幾度となく言われてきた言葉。
先程の攻撃でスーツの戦力解放も解けてしまった保科でしたが、それでもまだ巨獣へと向かっていくのでした。
その刀では俺は倒せない。
巨獣からも投げ掛けられる言葉に、そんな事は分かっている。
しかし、あの人は言ってくれた。君の力が必要だと。
その言葉に応えようと巨獣へ向かっていく保科ですが、ついに巨獣に掴まれてしまうのでした。
第30話
亜白が放つ重撃が巨獣の身体を撃ち抜いていきます。
しかし、巨獣も予獣を使って反撃し、その隙に亜白に撃たれた所を回復するのでした。
構わず核の場所を狙って打ち込むも、弾道を見切られている様で直には当たりません。
保科は限界を超えた自身に言い聞かす様に、もう少し無茶をするか。と言うと、戦力解放をして巨獣の足に攻撃を始めました。
幾度と攻撃をするも、既に限界を過ぎている保科のでは力が足りず刃が通りません。
するとそこにキコルが現れました。
キコルの力では切り裂くことは出来ませんが、キコルが打ち込んだ斬撃のあとに保科が打ち込むことで巨獣の足を切断することに成功するのでした。
第31話
亜白、保科、キコルの連携攻撃で巨獣を倒すことが出来、束の間の安堵感が漂う中、カフカは改めて憧れた防衛隊にいる事に感激します。
しかし、安堵したのも束の間、今度は基地の上空に巨大な予獣爆弾が落ちてくるのに気付くのでした。
巨獣が倒される時に空に向かって放った咆哮(ほうこう)は、この為だったようです。
亜白の弾倉は尽き、保科のスーツは壊れ、今から武器を持ちに行っても間に合いません。
どうしようもないと思ったその時、カフカが予獣爆弾へと向かって走って行くのでした。
第32話
怪獣へと変身したカフカ。
識別が8号だと隊員に知らされ誰もが驚きを隠せません。
何をやってるか分かってるんですか。とレノが言う言葉に被せるようにカフカは言いました。
副隊長があれだけ身体を張ったのに、自分だけ隠れている訳にはいかないと。
目一杯力を込めて踏ん張り跳躍した怪獣8号。
地面はその衝撃で陥没します。
予獣爆弾へ向けて打ち込んだ拳は、怪獣8号の身体中の筋がはち切れる程の力が掛かり、反動で地面へと戻った瞬間、予獣は空中爆発を起こしました。
衝撃波は凄まじかったものの、隊員たちは無事に助かるのでした。
第33話
怪獣8号であることが露呈してしまったカフカ。
防衛隊本部では、人間であるカフカのことなど微塵も話し合われません。
怪獣としての処分方法が語られ、第3部隊に怪獣8号を引き渡すように命令が下されました。
基地から有明への移送が始まると、物々しい装備で固められた隊員達がカフカの周りを囲むのでした。
移送車へと足を運んだ時、レノはカフカに戻ってくると信じていると告げます。
自分が怪獣8号であることを隠していたこと。
レノやキコルが黙っていてくれたのに、自分からバラしてしまったことに引き目を感じていたカフカは、レノの言葉に救われる思いがするのでした。
第34話
カフカの移送の後、基地内は緊張が張り詰めたような雰囲気から抜け出せないでいました。
その時、隊長室に集合するようにと構内放送が入り、レノやキコルを含めた新人隊員たちは隊長室に向うのでした。
亜白から語られたのは他の部隊への移籍の事でした。
先の怪獣の襲撃により基地の大部分が失われてしまいました。
一時的な処置との事もあるも、大怪獣の連発に予想される大災害に備え、部隊の垣根を越えた新人の育成のためだということです。
亜白に憧れ防衛隊員になった者からは反論も出ましたが、レノは自分を鍛え、強くなってカフカを迎えたいと思うのでした。
第35話
長官にいきなり拳銃で撃たれたカフカ。
弾丸を生身で受けるものを人間とは言わない。
それでも人間だと答えるカフカ。
長官は装備を身に着け、怪獣8号の処理を始めると言うと、カフカに攻撃をするのでした。
部分変身でやり過ごそうと思ったカフカでしたが、繰り出される攻撃はカフカの予想を遥かに超えるものでした。
次の攻撃に備えようと改めて向かい合うと、長官からはまるで大怪獣と向かい合っているかの迫力を感じるカフカ。
長官が装備しているのは、かつて識別番号2番目を付与された大怪獣をベースに作られた兵器であり、唯一長官だけが乗りこなしたものだったのです。
怪獣8号 4巻の感想
やっと正隊員となれたカフカの喜びも束の間、基地に現れた無数の怪獣を討伐することに…。
しかし、現れた怪獣たちの様子はいつもとは違い、何かに統率されている様子。
先に現れ逃してしまった新たな人語を話す怪獣が関係しているのでしょう。
今度も人語を話す怪獣が現れました。
保科副隊長と対峙する怪獣は、始めは人ほどの大きさでしたが、保科の強さに追い詰められると巨獣へと変化しました。
怪獣なので何でもありなんでしょうが、巨獣と化した怪獣には保科一人では対応しきれなくなってしまいました。
それでも向かっていく保科副隊長。
防衛隊に入る前や入った後でも刀では無理だと言われ続けた時に、亜白隊長に自分の刃になって欲しいと迎えられた恩に報いる為に頑張ります。
きっと信じていたのでしょう。必ず亜白が現れ倒してくれるはずだと。
そして、その思いの通りに亜白が現れます。
まさにスーパーヒーローですね。
消し飛ばすぞ。の言葉通りに巨大化した怪獣を吹っ飛ばしました。
しかし、基地の上空には超巨大な予獣爆弾が現れます。
満身創痍状態の隊長たちの前に現れたのはカフカ=怪獣8号。
ついにバレて、バラしてしまいました。
当然、確保され本部へと移送されたカフカの前には、何と防衛隊の長官が自ら装備を付けてカフカを処分すると言います。
果たして、カフカは人間だと証明できるのでしょうか。
次巻へと続きます。
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