メイドインアビス 6巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
黎明卿ボンボルド・・、アビスに挑む者たちにとっては探窟の為に尽力してきた偉大な人物なのかもしれません。
しかし、ナナチ、レグ、リコにとっては宿敵以外のなにものでもありませんでした。
辛うじて倒すことができましたが、その代償はとても大きなものとなりました。
メイドインアビス 6巻 にはハローアビス第39話から第42話まで、ハウアーユードコカ第1話から第3話が収録されています。
メイドインアビス 6巻のネタバレ、あらすじ
ハローアビス 39 還らずの都
深界五層の最下部にあるイドフロント。
そして、そこから六層へと降りる為にある絶界の祭壇に乗り込んだリコとレグとナナチ。
中はトコシエコウを焚いた香りで充満していました。
壁というよりは透明な膜の中に居る感じで外がよく見えます。
レグとナナチはボンボルドとの事やこれからの冒険の事を話していると、ガタンと祭壇が下がり始めました。
プルシュカを撫でたら動き出しちゃった。というリコ。
唐突な行動に驚きながらも、プルシュカから手を離して。間違って上昇したら危ないだろ。というナナチでした。
ゆっくりと祭壇は、なきがらの海を下がっていきます。
図鑑でも見たこともない生物が見えたり、なきがらの海という名前の由来である生き物の死骸の中を潜り始めたり。
ただ、そこからは時間が長く感じ、いったいどれくらい進んだのか検討もつきません。
そして、長い時間は過ぎようやく六層へと辿り着いた様です。
ここから先は未知の世界。もう、地上へと戻ることも出来ない世界です。
ハローアビス 40 成れ果てし命
レグの警戒腕を軽々と突破し、リコのプルシュカを奪い、妙な書き置きを置いていった者を探すため、足跡を辿っていく三人。
開けたところで見たものは建物の様な、何かの亡き骸の様なものへと続く橋でした。
三人は鳥よけの煙をガンガンに焚きながら渡って行きます。
入り口と思われるところには、書き置きにあった、意味がよくわからない文字か模様が描かれています。
プルシュカを奪った者は、きっとここに居るに違いないと確信して先に進みます。
入り口は何かの膜で閉ざされていて、外と中を遮っているようです。
中へと進んでいくと、たくさんの生物と街のようなたたずまいが目の前に広がるのでした。
すると、一つの生物が近付いて来て、何かの話しているようですが言葉が分かりません。
警戒しながら何なんだお前は、と叫ぶレグ。
するとその生物が、今度は3人の使っている言葉で話し掛けてきました。
自分はマジカジャだと名乗り、ここに居るに住人は皆「なれ果て」だと言うのでした。
ハローアビス 41 価値の清算
メイニャが圧迫され、目玉と内臓が出てしまいました。
それを見たリコは叫びながらメイニャを抱えます。
ナナチがメイニャの様子を診ると、何とも柔らかい骨に圧迫されたことで逃げ場を失ったものが飛び出てしまったらしく、とりあえず元に戻しました。
しかし、そこから異様な状況になっていきます。
先程メイニャを潰した者が「精算と呼ばれる」罰を受けるようです。
自分の持っている価値のあるもの以上の価値があるものを傷つけたということで、持っているものや、足りない分は身体で精算され、価値を損なったものへと返されるらしいのです。
そして精算が終わり、リコの手元に返済分のお金のような物が渡されるのでした。
それはかなりの価値があるようで、宿と食事を手配しても十分足りるほどでした。
宿で出された食事は思いの外、味は良かったのですが羽虫がウヨウヨとたかっているようなものです。
食べても大丈夫かと心配をしたレグを他所に、食べたリコは結果として腹痛とトイレ通いとなり、レグにとっては孤児院で見慣れた光景となるのでした。
ハローアビス 42 成れ果て姫
成れ果ての街の建物が大きな音とともに揺れを起こし、これの仕業は成れ果ての姫の仕業だといいます。
様子を見に出たレグは村から出られない者達で溢れる出入口を通り抜け、村の外へと出ます。
そこには大きなロボットとその肩に乗った人の子供らしき者が目に入りました。
その子供らしき者が目当が出てきたと言うと、スルっとレグの後ろに回り込んだかと思ったら、今度は正面から二本の腕でレグを抑え込みました。
しかし、まだ二本腕が残っているようです。
その子供のような者は成れ果ての様ですが、他の成れ果てとは違いナナチの様に整っています。
お前、腕をどうした?と言う成れ果ての者。
それを聞いたレグは記憶の断片で、このファプタという者に会った事があることを思い出します。
しかし、思い出したのはそこまでの様で、どうして会った事があるのか、何をしていたのかまでは思い出せない様でした。
お前は何者だと言うレグに、驚いてる様子のファプタ。場所を移動する。と言ってレグを包むように抱えると、ロボットの肩に乗って何処かに向うようでした。
ハウアーユードコカ 01 レグ
レグ!レグ!と声が聞こえる方へ向うと、飼い主と思われる少女の倍はありそうな犬にお手を仕込んでいる様子です。
声を掛けた私の方を見るなり、手に持っている携食にクギ付けになったみたい。
これから食堂でも探そうと思っていたので手にしている携食をあげると、躊躇なく食べます。
その様子を見ていた犬は、食べ物をねだることもなく見ている。よっぽど賢いじゃないかと思った。
どこかでその少女を呼ぶ声が聞こえ、私に礼を言うと少女は呼ぶ声のする方へと行ってしまう。
胸元の鈴を見る限り、孤児院で暮らす探窟家の孤児なのだろう。
だが、その孤児たちのほとんどがアビスの中で命を落とすと聞く。
さっきの少女はどうにも頭があまりよろしくない様に見えた。
犬のレグよ。しっかり守ってやれよ。そう思った。
それから暫くしてまたアビスを訪れたら、レグ!と聞き覚えのある名前と呼ぶ声がした。
今度は犬ではない様だが、犬じゃないレグよ。しっかり守ってやれよ。
ハウアーユードコカ 02 ミオ
リコがラストダイブに出ていった頃から、ナットはボーっとすることが多くなった様子です。
何か面白い話しはないか。とシギーに尋ねます。
そう言えば、と話し始めたのはアビスの淵にある埋葬塔。
埋葬塔の探窟の際に沢山の亡き骸が出てきたことからそう呼ばれているそうです。
シギーの話ではその発見された亡骸の推定年代は、今から二千年前のものだと言います。
そして亡骸はそれで終わりではなく、その下から更に埋葬された亡骸が多数見つかりその年代が更に二千年前、つまり今から4千年前のものだというのです。
しかも、まだそれで終わりではなく、更にその下から更に二千年前の亡骸が見つかったというのです。
二千年毎に沢山の人が埋葬されてきたことから、今が丁度その時だなぁ。と思う二人。
最近、アビスには妙な噂が流れています。
誕生日になると亡くなる病です。
ハウアーユードコカ 03 ジルオ
不動鄕はおいでだろうか。
そう言ってシーカーキャンプにやって来たのは、孤児院のリーダー。
かつてリコの母であり、オーゼンの弟子でもあった殲滅卿ライザの弟子だったジルオです。
望遠鏡でジルオさんが見えてから、お師さまがお待ちですよと言うマルルクでしたが、不可思議な顔するジルオ。
ジルオはマルルクが変な格好をしている事を不思議と思い、確かめようとしたところでオーゼンが現れました。
ジルオはオーゼンに誕生日になると死ぬ奇病について、何か知っているだろうかと尋ねに来たようです。
しかし、オーゼンはその事については知らない様で、分からなかったから祈るかアビスを離れるしかないだろう。
埋葬されている骨は、アビスを捨てられずしがみついた末路だろう。自分も探窟家以外の道を知らないから分からんでもないけどさ。と答えるのでした。
また、オーゼンはジルオが持ってきた沢山の珍しい瓶詰めから、何か頼み事があって来たんだろうと、察した様にジルオに尋ねるのでした。
メイドインアビス 6巻の感想
アビスの呪いなのか、アビスの周りにある街では、誕生日になると死んでしまう病気が流行っている様です。
しかし、アビスの外へと連れて行った少年は、先程までの症状が嘘のように普通の状態へと戻りました。
恐らく、遥か前から同じ様な現象が起きていたのでしょう。
埋葬塔と呼ばれる所には、約二千年ごとに沢山の遺骨が埋葬されてきたということで、原因も分からずそれが繰り返されて来たことが分かります。
不動卿がジルオに言った、二千年代ごとに埋葬されて来た遺骨から、アビスから離れられなかった者たちが、その呪いとも言える事を受け入れてきたのだと思います。
一方、リコたちは不可思議な深界の街に辿り着きました。
何かに守られている様なその街では、アビスの呪いである上昇付加を受けない様です。
ただし、住んでいる者たちは成れ果てとなり、その街から外に出ることは出来ない様で、その街に異常が起きた時でも街を出て様子を見ようとする者はいませんでした。
街に入り込んだリコたちは、始め言葉も通じない中でどうなるのかと思いましたが、中には言葉が通じる者が居たので何とか凌いだ様で良かったでした。
また、その街に現れた成れ果て姫と呼ばれる者は、レグが記憶を無くす前に会った事がある様です。
この成れ果ての村とその住人たち、そして成れ果て姫との関係とはどのようなものなのでしょうか、気になります。
次巻が楽しみです。
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