転生令嬢は冒険者を志す 2巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
冒険者になる為に騎士学校へと入学を果たしたセレフィオーネ。
友達に仲間にと恵まれて、楽しい学校生活を迎える彼女でしたが、この世界のヒロインであるマリベルの登場に、ルーの様子がおかしくなってしまいます。
はたして、物語の通りに、ルーはマリベルの元へと向かってしまうのでしょうか?
「転生令嬢は冒険者を志す」2巻には第8話から第14話から番外編が収録されています。
転生令嬢は冒険者を志す 2巻のネタバレ、あらすじ
第8話
グランゼウス伯爵令嬢セレフィオーネことセレは無事に騎士学校の入学試験に合格し、新入生代表として挨拶をする事に。
騎士学校の歴代の中で優秀な成績を収めた女子として、入学初日から話題をさらってしまっていたセレ。
しかも名門貴族の令嬢となれば、その視線は痛いくらいでした。
でも無事に騎士学校へと入学し「野ばらのキミに永遠の愛を」の本来のルートとは違う世界へと歩む事となり、とりあえず一安心と落ち着きます。
・・・が、すぐにその気持ちは払拭されてしまいます。
新入生代表となるも、他の生徒からはコネで成り上がりと見られてしまい、小さいからと揶揄われてしまうセレ。
そんな中で担任教師から、自己紹介兼腕試しとなる腕相撲大会をする事になってしまいます。
相手は同じ女子のアルマ・・、はたしてこの勝負どうなるのでしょうか?
第9話
誤解をしていたアルマと和解をし、彼女の友達であるエリスとササラと親交を深める事になったセレは四人でケーキパーティを始めていきます。
ルーが大好きなケーキを取られ、ふてくされてしまいますが、後で沢山作ってあげるからと、今は我慢してもらい知り合った面々と色々な事を話します。
セレが気軽な気持ちになれると寝間着姿を勧め、全員にもと寝間着を勧めていきます。
異世界で生まれ変わり、初めての女子会に喜んでしまうセレ。
学園生活を満喫していました・・。
第11話
ヒヘールの実の採取と沼地の大蛇の討伐を引き受ける事になったセレとルー。
しかし、セレが見つけたのは、大怪我をした大蛇とその娘の蛇でした。
何者かに電撃魔法を喰らい、大怪我をしていた大蛇を救ってほしいと願う、娘の蛇の想いをくみ取り、セレは大蛇を回復させていきます。
ルーを助けた、おまじないの魔法を使い、全回復してしまう大蛇。
想像以上の回復に驚くセレに、大蛇は彼女に感謝しながら、事の経緯を話してくれます。
沼地で静かに暮らしていた大蛇にいきない攻撃呪文を放った一人の少女。
他の領地から来た冒険者が、勝手に他人の領地で沼地の守護者である大蛇を狩ろうとした事は一大事。
いったい相手は誰なのでしょうか?
第12話
大蛇を狩ろうとしていたのは、なんとマリベルだったのです・・。
彼女と関わらない様にしていたセレにとって、それは思いがけない事態でした。
本来の物語の中ではルーは、ヒロインのマリベルの相棒として活躍する設定なっていました。
しかし、本来のその筋書を変えてしまい、セレの相棒で無くなった筈のルーでしたが、マリベルを見て、彼女の下へと向かわなければいけないと、衝動的な想いに駆られてしまいます。
でもルーの意志は、セレと共に居たいとする想いがあり、決してマリベルの下へと向かいたくないと、彼は沸き出す衝動を抑え込もうと、自らの口の中を嚙み切ります。
滴る血を見て、これ以上ルーを苦しませられないとするセレは、ルーとの契約を解除しようとします。
痛みで正気を保とうとするルーを苦しませたくないセレは、契約を解除すると告げます。
その言葉にルーは、どう決断を下すのでしょうか?
第13話
傷ついたルーを屋敷へと連れ帰り、魔力の全てを失っていいとの覚悟で治療に成功し、安堵するセレ・・。
そんな彼女にルーは、今まで訊ねられなかった事を訊ねます。
自分に隠している事を教えて欲しいと、今まで聞かずにいた事を聴こうとするルーの覚悟を決めた問いかけに、セレは自分が異世界の転生者である事を告げます。
床に座る癖や、知らない事を知っている事など、彼女が前世持ちである事を知り、そしてセレの前世が日本という国で働き、死んでしまった事。
そしてこの世界をラノベで知り、自分が断罪される悪役令嬢である事など、全てをルーに話します。
悪役令嬢である自分の中には、セレとしての人格があり、その人格がこれからどんな人に裏切られ、そして断罪されるのかと、恐怖を伝えてきます。
そしてルーにも裏切られてしまうかと、怯えるセレ。
しかしルーは、そんなセレの頭を肉球でぽこんと叩き、言います。
絶対にセレを裏切らない、と。
悪役ではない、セレはセレと、どんな事があっても一緒に居ると誓うルーの言葉に、セレは泣くしかできませんでした・・。
第14話
セレの父・アイザックは彼女の異変の知らせを聞き、急いで屋敷へと戻ります。
使用人の話を聞けば、傷ついたルーを連れ帰り、寝室に籠ってしまったとの事。
何があったのかと悩むアイザックの前に、ルーが姿を現しますが、彼は何も言わずに外へと出て行ってしまいます。
セレに何があったのかと、ルーを追いかけるアイザック。
娘が一人で泣いていた事に焦り、彼はどんな事があっても、娘と共に寄り添いたいと言い、何があったのかを教えてくれとルーに告げます。
ルーは、アイザックの想いにどう答えるのでしょうか?
番外編
時をさかのぼり、お話は兄・ラルーザの魔法大会の観戦に行く頃のお話となります。
目立たない服装で観戦に望むセレ。
目立たない地味なワンピースに飾りなしの服装と、これなら目立たないと安心します。
そんな中で祖母のエルザが来訪し、セレにプレゼントを持ってきてくれました。
それはエルザがしている髪飾りの色違いと、かつてセレの母親も付けていた大切な髪飾りなのです。
しかもいざという時は暗器としても使え、毒針が仕込んであると、教えてくれます。
流石はエルザと言わんばかりに、暗器をまた一つ手に入れてしまったセレ。
冒険者へと一歩ずつ進んでいました・・。
転生令嬢は冒険者を志す 2巻の感想
ルーとセレフィオーネの友情は、とても熱くて簡単には壊れないと、物語の強制力に振り回される事はないのだと、改めて二人の絆は、物語よりも硬いモノだと感じられました。
さて・・、今回ついに登場したマリベルの登場と、ヒロインが現れてしまいます。
しかし、このヒロインは、何かヒロインらしくない、自分勝手な娘な雰囲気がありますね。
何かしでかす様な軽率な発言に、自分がヒロインと言っているなど、もしかしたらセレと同じ異世界転生者と、セレの予感が当たっていそうです。
ヒロインらしくない行動、好き勝手にやっていそうなマリベルと対峙する事になれば、どうなってしまうのでしょうか?
今後のセレの活躍に注目していきたいですね。
しかし、それにしても、セレの方がヒロインとして見れますよね。
マリベルみたいな娘よりも、セレの方が断然にヒロインぽいと、友達想いで、料理も出来ると、嫁にしたい娘ナンバーワンですよ。
こんないい子が、苦しい目にあってしまうと、マリベルの存在はあまり良いものではありませんね。
そんな中でルーの覚悟と優しさは立派でした。
マリベルの魅力に負けそうになるも、セレとの友情を守ろうとするルー。
えらい良い子です。
こんな二人の仲が壊れず、幸せな日々を暮らしてもらいたいですね・・。
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