篠原健太先生がお送りする宇宙サスペンス「彼方のアストラ」 1巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
西暦2063年、ケアード高校の生徒プラス1名は惑星キャンプへ旅立ちます。
初めての宇宙旅行、大自然の中でほとんど面識のないメンバーと過ごす5日間。
キャンプでメンバーと打ち解け楽しく過ごすことが出来るのか。
期待と不安の中で生徒達は旅立とうしています。
彼方のアストラ 1巻には#1話から#7話が収録されています。
彼方のアストラ 1巻のネタバレ、あらすじ
#1
ムーサニッシュ宇宙港ではケアード高校の生徒達が惑星キャンプに出発するために集まります。
今回の班に与えられた課題は10歳の少女と同行すること。
そこでメンバーの一人であるキトリーの妹フニシアが参加して合計9人での惑星キャンプとなり、生徒達プラス1名だけで5日間を過ごすことになります。
惑星マクパに到着後、ロッジを目指して歩き始めた一行に謎の球体が襲って来て全員吸い込まれてしまいます。
気が付くとそこはなんと宇宙空間でした。果たして生徒たちの運命は・・。
#2
偶然にも漂流していた宇宙船に乗り込むことが出来た生徒たちでしたが、そこは惑星マクパの上空ではなく5012光年も離れた宇宙の彼方でした。
5012光年という距離は、超高速で進んでも帰るまでに3ヶ月はかかり、今の食料、飲料水など、手持ちの物だけでは3日分ぐらいしかもたない状況です。
ふと、この宇宙船の現在地がどうして分かったのか、現在地を述べたザックに聞くアリエス。
すると、ザックが持っていた惑星リストを宇宙船のコンピュータにインストールしたとの事。
ここから3日以内で行けて、水と食料がある惑星が見つかれば、先へと進むことができるのです。
果たして・・。
#3
条件を厳しく設定することで何とか帰還する行程を見つけることが出来た生徒達は、最初の惑星ヴィラヴァースに到着します。
この惑星で次の惑星までの水と食料を調達しなければなりません。
到着早々に巨大な翼竜生物を発見した一行は、翼竜が他の生物を捕食するところを目の当たりにし、翼竜生物とは離れた場所に着陸します。
生徒達は整備班、食料班、取水班の3班に分かれ探索に出かけました。
食料班は見たこともない植物ばかりの森で、今までの知識では役に立たず、食料になりそうな物を取るしかありませんでした。
しかし宇宙船への帰り際、またもあの謎の球体に襲われてしまいます。
#4
何とか球体から逃げ切り船へと戻った生徒達。
二度も謎の球体に襲われた事に恐怖と不安に苛まれます。
その時、まだ食べられるかどうかも分からない植物を食べ始めたカナタ。
分からない事を考えるより目先を頑張ると食べるのでしたが、ザックが船のジャンクパーツで可食判定機を作ってみたと・・。
そんな光景に楽しいと言って笑いだすアリエス、不謹慎ながらも自分が育ってきた環境より今の生活の方が楽しいと言うのでした。
そこでカナタはこれから一緒に暮らす仲間として、もっと自分たちの事を話そうと船のデッキで夕食を取ろうと提案するのでした。
#5
朝から食料採取の事で喧嘩をするカナタとキトリー。
喧嘩の発端は、栄養は果実ばかりではなく動物の肉が必要だというカナタに、危険なことはさせるなというキトリーでした。
しかし、キャプテンとしての資質が無いというキトリーの挑発にのってしまったカナタは、一人で動物を狩りに出て行ってしまいます。
一方、キトリーもザックの戒めに憤慨して一人で採取に出て行ってしまいました。
他の皆は仕方なく二人を探しながら食料採取をしていると、フニシアがトランポリンの木の上に。
すると木が突然地上高く伸びてしまいました。
そこに翼竜生物がフニシアを狙って旋回を始めます。
助けようにも手も足も出ないところにカナタが・・。
#6
カナタはフニシアを助けようと、伸びたトランポリンの木の上まで崖の先から、普通なら恐怖する距離と高さを気合で飛んで渡ります。
カナタは十種競技の選手であることをザックは思い出しました。
今、フニシアを助けられるのはカナタしか居ません。
何とかフニシアの近くのトランポリンの木に渡った時、翼竜生物がフニシアを連れて飛び立とうとします。
カナタは木の上にあった槍状の棒を翼竜生物目掛けて投げました。
槍が翼竜生物に命中し、フニシアを木の上に落として落下していきました。
やっとの思いでフニシアの元に飛び渡ったカナタですが、力尽きて木から落ちてしまいました。
そこにキトリーが・・。
#7
キトリーの機転で助かったカナタとフニシア。
キトリーは今までの自分の態度を反省し、カナタに今朝の事を謝りフニシアを助けてくれた事にお礼を言いました。
十種競技をやっているカナタでしたが、それは父親が元世界記録を狙える程の選手だった為に一方的に自分に夢を託されたからだと。
しかしカナタ自身は中学の時の恩師の夢を引き継ぐ為に宇宙探検家になるのが夢だと語るのでした。
その夢に、ザックは宇宙分野の研究がしたいと、シャルスも同じくカナタの探検に同行したいと願うのでした。
思わぬ事で翼竜の肉を手に入れた生徒たちは、惑星ヴィラヴァースを離れ次の惑星に向かいます。
そんな折、ザックはカナタだけに通信機が意図的に壊されていた事を告げるのでした。
彼方のアストラ 1巻の感想
彼方のアストラ 1巻 は、ケアード高校の行事である惑星キャンプに選抜されたメンバーが旅立つところから始まります。
宇宙空港から惑星マクパまでは先生が付いてくるのですが、惑星に到着した後は生徒のみで5日間過ごす事が課題となっています。
通常であれば、ロッジに到着し寝床も食材も揃っていて、生徒同士の親睦を深めて終了するというものだったのでしょう。
しかし、突然現れた謎の球体に吸い込まれ遠く離れた宇宙空間に放り出されてしまいます。
カナタの気転でヘルメットを装着したから良かったものの、そのまま宇宙に出されていたら危ないところでした。
また、偶然にもそこに宇宙船が漂流していて乗り込む事が出来たから良かったですが、何も無かったとしたら助からなかったでしょう。
更に、宇宙船を操船出来るザックが居た事で、元の惑星に戻れる可能性が出来た訳です。
ここから生徒たちの住む惑星に向けての冒険が始まる訳ですが、宇宙船の通信機が意図的に壊され重要な部品が取り外されていたのです。
どうやら生徒たちの誰かが元の惑星までの帰還を妨害しようとしている事が分かってしまいます。
これから先、生徒同士で疑心暗鬼になったり、立ち寄る惑星は未知の惑星ばかり、しかもあの謎の球体がまた襲ってきたらと、果たして無事に辿り着けるのでしょうか・・。
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