クイーンズ・クオリティ 6巻のネタバレ、あらすじと感想 | やまねこの漫画ブログ

クイーンズ・クオリティ 6巻のネタバレ、あらすじと感想

少女
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クイーンズ・クオリティ 6巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。

心に巣食う悪意と病(ムシ)を退治して、汚れを掃う不思議な掃除屋を家業とする堀北家。

 

アタルの心間での戦いで自分のふがいなさを感じた玖太郎は“聖地”で修行しようと考える。

その玖太郎に一緒についていくと決めた文。

その“聖地”とは旧白虎門が守る場所なのだという。

 

玄武門と深いかかわりがあるという白虎門でおきた内部抗争や「白虎門の大病」の謎。

“聖地”と呼ばれる場所は一体何なのか。

そこで行われる修行とはどういったものになるのか。

新たな謎が生まれる中、文への気持ちを抑えられなくなっている玖太郎は貴也との約束を守り抜かるのか。

 

白虎編スタート

前作「QQスイーパー」からの新章続編となっている。

 

『クイーンズクオリティ』6巻には第26話から第30話が収録されています。

 

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クイーンズ・クオリティ 6巻のネタバレ、あらすじ

第26話 白虎門と玄武門

まず睦のチェロと、玖太郎のピアノの伴奏で始まる。

玖太郎の亡くなった父親が独学でピアノをやっていて、よく教わっていたのだと嬉しそうに語る玖太郎。

そして、貴也から“聖地”とは白虎門の隠れ里であることが語られる。

 

白虎門では過去に内部抗争があり、旧白虎と新白虎に分裂してしまったこと、“聖地”には白虎門を追われた旧白虎がいること、その旧白虎が白のクイーンについて何か知っているかもしれないことが分かる。

もともと信頼関係が厚かった白虎門と玄武門。

その内部抗争で殺されかけた本家筋の男子だった貴也と玖太郎の父親は、それをきっかけに玄武門にきたのだという。

秘密主義であり、それ以降沈黙を守り続けていた旧白虎が“聖地”での文と玖太郎の修行を受け入れた意味は何なのだろうか。

 

第27話 旧白虎と文の生い立ち

玖太郎と文の前に、旧白虎の伝令役として現れた秋山。

堀北家の面々が集う中で、“聖地”での修行になるべく早く来るよう、舐めてかかると死ぬかもしれないから覚悟を決めるようにと文と玖太郎に伝える。

文は、過去の記憶から自分と白虎との関係や生い立ち、母親のことを教えてほしいと秋山に懇願するが詳しいことはわからないといわれてしまう。

 

文と玖太郎が部屋を出たところで、先代は旧白虎が沈黙し続けていたことへの怒りを秋山にぶつける。

謎の多い「白虎の大病」だが、それ以上の災いが文と玖太郎に起こるかもしれない。

そのために旧白虎も備えていたのだという。

そこで発覚した、文と貴也の驚きの関係とは。

 

一方、修行の荷造り中の文は、先代から玖太郎の母・灯子の形見で玄武の紋章が入ったボタンを髪飾りにしたものをお守りとして授かったのだった。

 


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第28話 なぜかワクワク箱根観光

文と玖太郎と一緒に“聖地”に向かう貴也は、玄武のトカゲといわれるかなりの手練れであるため、自分が不在の間を睦と紘一に託す。

貴也に言われて、文と玖太郎の修行についてきたというアタル。

あとから合流するという貴也以外の3人で目的地を目指すが、白虎からきた指示はどう読み解いてもせっかくだから観光楽しんできてというものだった。

 

どこか馬鹿にされているような状況にピリピリする玖太郎だが、文にせっかくだから楽しもうといわれ、素直に観光することにする。

そんな観光中、玖太郎はアタルから文に気持ちを伝えられない辛さを突っつかれ、素直に辛いという。

そして『ふゆちゃん』のときのようにまた文を失う恐怖と、「どうせおまえはまた守れない」といわれると絶望を思い出して足がすくむのだと話す。

そして観光も終わりに近づいたころ、白虎の案内人の女が現れて・・。

 

第29話 玖太郎の欲望

先に白虎の里に連れていかれた文に対し、男子は自力で来い、それも修行だといわれた玖太郎とアタルはなんとかたどり着いた神社で、里につながっていそうな隠し通路を見つける。

眠りについていた文は、昔一緒に旅をしていた「先生」の夢を見て泣きながら目を覚ます。

 

そして白虎の小町と名乗る女に、先代からもらった髪飾りを大事なものと分かってあえて借りているといわれる。

それに対し怒りながらも強く対応する文を見て、小町はいままで頑張ってきたんだねと泣きながら文を抱きしめた。

隠し通路を抜けた玖太郎とアタルの前に文の髪飾りを持ったツインテールの女の子が現れる。

そして本音を吐き出すような術をかけられ、玖太郎は自分の本音と欲求を自覚してしまう。

 

第30話 “聖地”という場所

玖太郎は術によって実感してしまった自分の中の文への欲望に幻滅しながら、文を取り返そうと探す。

アタルが見つけた蔵で横たわる文。

そこに貴也たちも現れ、白虎の術のもと“聖地”へと乗り込むのだった。

 

そして目覚めた文とアタルにツインテールの女は、“聖地”とはウチガワの最深部にほど近い「記憶の雨」が降り、「記憶の川」があり「幽霊」がいる場所だと話す。

また自分は白虎の宗主で、西獄(にしたけ)サララといい文のいとこだと名乗る。

 

“聖地”に乗り込むときにはぐれないよう、本音を吐き出す術をかけたというサララだが、自分の欲求を抑え込んだ玖太郎だけ別の場所に飛ばされたようだった。

ウチガワではトカゲ姿(アバターのようなもの)の貴也も合流し、出てくる「幽霊」(ムシに似ている)を掃いながら玖太郎を探しに行くが・・。

 

クイーンズクオリティ6巻の感想

白虎編スタートということで、今回のキーワードは“聖地”と白虎となっている。

過去の話でも白虎門については軽く触れているが、詳しいことは濁されていた。

そんな白虎門と“聖地”が何なのかを説明するような内容になっている。

 

文の母親はおそらく白虎の人間。

なぜ殺されたのかその謎はまだ明かされないが、文と貴也と玖太郎の父親はもともと白虎の人間で「白虎門の大病」にも深く関わっているような語りがある。

 

“聖地”という新しい単語がおおきなキーワードになっていて、30話はその説明が主だ。

そんな新しいキーワードも気になるが、今回の見どころの一つは心の平穏を取り戻したアタルだと思う。

ムシ遣いの時には見えてこなかった、実は常識人で冷静に人を見ていて、ムシ遣いだったのに本物の虫は嫌いなど人間味のある部分がしっかりと出てくる。

 

28話は観光を通してアタルと文と玖太郎の絡みで話が進んでいくので、5巻の出来事を思うととても心温まる。

それをきちんと描くためにも、この観光がメインになる話は重要なのだなと思う。

 

もう一つの見どころは玖太郎の文への抑えられなくなっている強い思いと欲求。

これまでも気持ちを伝えられない辛さは度々出てきていたが、今まで以上に強く描かれているのだ。

それは後半につれてより色濃く表れる。

感情のコントロールが上手な部分は長所で短所。

人の思いが強く影響する作品なので、この玖太郎の感情によって今後物語がどうなっていくのか見ものである。

 

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