この世界は不完全すぎる 8巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
行方をくらませたハガ達を探す為に、ニコラはアサシンを目指す事に。
しかし、アサシンギルド養成所は過酷な世界であり、人を殺す事の出来ないニコラは、はたしてアサシンになる事が出来るのでしょうか？
この世界は不完全すぎる 8巻には第53話から第60話が収録されています。
この世界は不完全すぎる 8巻のネタバレ、あらすじ
№53 心臓盗みの館
意識を取り戻したニコラは、自分がアサシンの養成所にいる事に驚きを隠せませんでした。
まるで牢獄の様な尖塔の底の部屋に閉じ込められます。
同室となったソフィに介抱され、体調を取り戻す事に成功したニコラは、これからどうなるのかと不安に・・。
ソフィに聞けば、全国から8名だけが選ばれ、アサシンになる事が出来るとの事。
ハガみたくに盗賊になりたかったニコラですが、贅沢は言えないと、今の状況を受け入れます。
そしてニコラとソフィの部屋に二本のナイフが投げ込まれ、ある事が告げられます。
一人になれば出してやる、と。
すぐさまにナイフを掴むソフィ。
はたしてニコラはソフィを倒す事が出来るのでしょうか？
№54 訓練①
ハガに教えて貰ったバグ技を使い、牢獄の壁を昇り、一人になる事に成功したニコラは、ソフィと共に試験をクリアします。
故郷の家族の為にもアサシンにならなければいけないソフィにとって、ニコラは調子の狂う相手でした。
そんな彼女と共に訪れた次なる部屋には、4人の吊られた捕虜の姿。
次の試験はラグランジュと名乗る指導官によってスリの技能を習得する事でした。
ニコラと同じように合格した面々は、スリが暗殺に役に立つのかといぶかります。
するとラグランジュはスリの技能があれば、武器を奪い装備も奪えると、捕虜を使って実戦し、そして最後には、捕虜の心臓をも盗んでしまいます。
捕虜の袋を鈴を鳴らさずに奪う事が出来たら合格となる試験が開始されます。
スリの技能を習得する為に始まる試験に、ニコラは合格する事が出来るのでしょうか？
№55 訓練②
スリの技能をマスターする為に訓練に励むことになるニコラ。
本来ならば4人だけの試験にも関わらず、バグ技で紛れ込んでしまい、あぶれてしまっていました。
ニコラは上手くスリをマスター出来ずに、周囲からもお荷物扱いされてしまいます。
お掃除をしたり、食事を作ったり、捕虜の人と話したりと、スリの技能を未だにマスターできず、また他の面々も覚える事が出来ていません。
ソフィに、何でアサシンになりたいのだと問われるニコラ。
自分は何の為にアサシンになりたいのかと考えていた最中、ある一人が攻略法を思いつきます。
それは捕虜を殺してから、袋を奪えばいいのではとの事でした。
心臓を奪い、殺してから袋を奪うと、そんな事は出来ないと言うニコラ。
はたして捕虜を殺さなければいけないのでしょうか？
№56 ニコラのやり方
捕虜を殺してから袋を奪うと言う答えに行き着き、ソフィ達の面々は捕虜の心臓を奪おうとします。
しかし捕虜と深く関わっていたニコラは、殺す事が出来ず、なんとか助けられないかと悩みます。
捕虜を殺さずに、どうやって袋だけを手に入れるのか？
鈴が鳴らないようにすれば良いと、そしてある方法を思いつきます。
まずはベルトを外し、そして捕虜に石化して貰う様に頼むニコラ。
捕虜は石化し、ニコラは再びベルトを着け、これで鈴の音が鳴らないと告げます。
石になれば、捕虜は動かなくなり、容易に袋を取ることが出来ると知った面々。
ニコラも合格する事が出来るでしょうか？
№57 アサシンvs捕虜①
試験に合格できず、ソフィにもアサシンには向いていないと言われてしまうニコラ。
しかし諦めずに、自分なりに殺さないアサシンになろうと決意し、協力してくれた捕虜を逃がそうとしするも、それをラグランジュに見つかってしまいます。
ニコラがいたら調子が狂うと言う彼は、次に試験はニコラと捕虜を殺す事だと、ソフィ達に言います。
ボロボロの捕虜を殺す事は簡単だと、人で立ち向かおうとする候補生の一人が、捕虜に斬りかかります。
しかし、魔法によって障壁を張られ、身動きの取れない間に集団で攻撃され、瞬く間に返り討ちにあいます。
ソフィは、体力が少ない事が弱点になると見抜き、相手の体力を減らす為に、翻弄する作戦を練ります。
そんな中で一人だけ取り残されているニコラは、ある計画を見出していました。
№58 アサシンvs捕虜②
ニコラは捕虜達を助ける為にと、宝箱の前に集まるように言います。
そして宝箱を叩き、以前にハガが行った宝箱のジャンピングバグを発生させようとしますが、不発に終わってしまいます。
既に修正され、ジャンピングバグは使えず、八方塞がりになってしまうニコラ。
捕虜達はせめてニコラだけでも助けようと、高台の窓にめがけてニコラを放り投げますが、ラグランジュに邪魔されてしまいます。
しかしニコラの目的は成功しました。
ダガーを盗むことに成功したニコラですが、そのダガーは使用できない代物だったのです。
№59 ニコラ覚醒
ニコラがラグランジュから盗んだダガーは、レベル依存によって使用出来る武器であり、レベルに応じて殺意が上がり、狂戦士化するアイテムでした。
使いどころが難しく、またレベルの低いニコラが持っていても、役に立たないと思っていたラグランジュ。
でもその目論みは失敗してしまいます。
ニコラに斬りかかった候補生のナイフを首で受け止め、狂戦士化したニコラは、候補生の手を一振りで斬り落としてしまいます。
ソフィは対峙するも、圧倒的な力を前に武器を壊され、一撃を喰らう前にラグランジュに救い出され、そのまま共に逃げ出します。
候補生を抱えながらにソフィと共に逃げるラグランジュは、ニコラが化け物だと言い、訓練所から飛び出します。
そして次の瞬間、ニコラによって訓練所は斬り裂かれてしまい、崩壊してしまいます。
逃げ出す捕虜を放って置き、狂戦士化したニコラと対峙するラグランジュ。
はたしてニコラを止める事が出来るのでしょうか？
№60 神殿
ラグランジュをも倒してしまうも、その後は気を失ってしまったニコラ。
アサシンギルドの頭領であるドゥカに引き取られ、そこで日々修行をしていた事を知ったハガとアマノ。
どんな修行だったのかと訊ねるも、ニコラは想い出す事が出来ないと言います。
余程に厳しい修行だったのかと、ニコラの苦労をしのぶハガ達。
これ以上は聞かないでおこうと悟り、夜を過ごしていきます。
そしてアマノ達が寝ていた中、一人ハガは外へと抜け出します。
レン達に奪われてしまったデバッグストーンを取り戻すために外に出るも、ニコラが同行すると付いてきました。
仕方なくにニコラと共にデバッグストーンのある礼拝堂へと向かうハガとニコラ。
そして見つけたのは、一人の男性がデバッグストーンを操作していた姿でした。
レン達は全員NPCになってしまった筈なのにと、他のでバッカーかと警戒するハガ。
そして次の瞬間にどこかへと転移して姿を消します。
一体何者なのかと唖然とするハガは、残されたデバッグストーンを確認してみると、それは自分のデバッグストーンでした。
他人には操作できないデバッグストーンを操作していたと、あり得ない事をした人物の正体は？
新たな謎が現われてしまいます・・。
この世界は不完全すぎる 8巻の感想
ニコラの壮絶な修行の日々と、アサシンになる事になったニコラと、彼女の苦労がしのばれます。
しかし、何でアサシンになれてしまったのかと、謎の多いニコラ。
しかもハガに教えて貰ったバグ技を使用して試験を上手く熟していくと、中々に見どころがあります。
ニコラはソフィーと仲良くなれそうな雰囲気がありましたが、今後に再会する事はあるのでしょうか？
見た目はツンケンしていますが、ニコラの事を考えてくれる一面があるなど、非情になりきれないタイプのソフィー。
今後の出番に期待したい娘ですね。
さて、そんなニコラのアサシン修行なのですが、まさかニコラが覚醒してしまうなどとは、驚きの展開。
これもテスラの影響なのでしょうか？
考えてみたらニコラの存在が大きなバグのように思えてしまうのですが・・。
まさか最後にバグとして処分される可能性があり得るかもと、気になるニコラの存在。
ハガのことをずっと想ってくれていた彼女が幸せになってくれればと思うのですが、この作品は意外にシビアな展開が多いので、出来ればと願わずにはいられません。
そして最後に気になるのは、謎の男と、ハガのデバッグストーンを操作していたなど、一体何者なのでしょうか？
何やら強敵な雰囲気がありますが、ハガの味方ではないでしょうね。
このゲーム世界には何か大きな秘密がありそうな予感がしますが、それに関わっている人物かもしれません。
次巻はどうなっていくのかと、気になるところです。
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