冒険に、ついてこないでお母さん!7巻のネタバレ、あらすじと感想を紹介します。
ベルゼバブを倒し、ついに本体と出会う事になったリュージ。
そして知る事となる邪神の秘密。
邪神の力を封印するには、母カルマの力が必要と知り、リュージは最後の決戦へと挑みますが…。
ついに物語は感動の最終回を迎えます!
冒険に、ついてこないでお母さん! 7巻には第25話から描き下ろし小説が収録されています。
冒険に、ついてこないでお母さん!7巻のネタバレ、あらすじ
第25話 おまたせ
ベルゼバブを倒し、転移装置となるクリスタルを発見したリュージ達。
ここから勇者の空間に転移されるのだと、リュージュはシーラとカルマと手を繋ぎ、クリスタルに触れるも、転移したのはリュージだけでした。
やはり自分しか入る事の出来ない聖域だったのかと知り、リュージはここに封印されているだろうベルゼバブを探します。
先程みたいに凶暴な性格ではないことを祈りながら、聖域の奥へと進むと、そこにいたのは羊羹を摘まんでいた和服衣装の幼女でした。
そして明かされる事となる魔神四天王の過去。
かつて神の子であった四柱の天使であり、堕天使となってしまい、魔神四天王となった経緯を知ります。
邪神の力を封じるのは四柱の全ての力が必要と言い、今までどうやって邪神の力を封印していたのかと問います。
リュージは母親が邪神を飲み込んで封印していたのだと告げ、信じられないと呆れながらに、神の思し召しだったのだろうと納得します。
神によって紡がれた奇跡で家族となった事を知り、リュージは母の為に、そして世界を救う為に、邪神へと挑む覚悟を決めます。
第26話 スーパーのお母さん
チェキーターを吸収してスーパーお母さんとなったカルマ。
再び人型に戻り、圧倒的な力で邪神を抑えていきます。
そしてベルゼバブとルシファーも加勢し、邪神を封じ込めていくも、再生を瞬時に繰り返す邪神の身体には隙はありません。
肉体を破壊し、核を露出させ、カルマに吸収させればと、唯一のチャンスを得るために、月を落とす策を見出すカルマ。
下手をすれば地球がなくなる可能性がある一か八かの賭けに、リュージはカルマに全てを託します。
地球に向けて月を落とす役目を引き受けたリュージ。
カルマに全てを託し、リュージは月を押し上げ、地球へと目掛けて落とします。
地球へと落下していく月。
はたして勝つことは出来るのでしょうか?
最終話 大好きだよ
地上では落下してくる月に大騒ぎとなっていました。
リュージの想いを受け止めるために全力を出すカルマ。
シーラから託された魔導具の杖の真の力を解放させ、邪神がいる地表を浮かせ、月へと向かっていきます。
重力に抑えられ逃げることの出来ない邪神は、迫る月面の地表に押しつぶされ消滅し、核がようやくに現われます。
その隙を見逃さずに核を飲み込んだカルマ。
こうして世界の脅威は抑えられたのです・・・。
世界一・・・否、宇宙一のお母さんだと、邪神を封じたカルマにリュージは微笑んでくれました。
その後、邪神の力を出さない様にと、ルシファーとベルゼバブは結界の家を造り、チェキーターと共に身を落ち着けたカルマ。
リュージは、仲間と共に残った勇者の力を探しに旅立つ決意をします。
そんな息子を見送る・・・事も出来ないカルマ。
彼女も一緒にと、共に勇者の力を探す度に加わります。
宇宙の果てまでも付いてくる母の愛に、リュージは笑顔で迎えます。
描き下ろし漫画 冒険に、ついてこないでお母さん
王都にて無事にB級の冒険者としてランクアップしたリュージ。
カルマは大喜びで今日はお祝いと騒いでいる中で、チェキーターが、ある人物を連れてきます。
それは王女のバーミリアだったのです。
彼女の口から語られるカルマの抹殺計画の現状。
既に5年前に凍結した事。
自分のような複製は造られていないことを知り、安堵するリュージ。
しかし彼の複製を狙う輩(やから)が密かに付けていました。
そして現われるリュージの複製体。
カルマの邪神の力に反応に衝突するも、カルマの愛によって複製体は消えてしまいます。
生まれ変わったらまたおいでと、塵になるリュージの複製体を愛おしく抱きしめながら、塵となる複製体は安らかに眠りました。
その後、チェキーター達によって複製体を造った博士は捕縛されるも、博士はカルマが再び邪神になったらどうするのかと叫びます。
そんな博士の声にチェキーターは言います。
もうそんな心配は無い、と。
愛する息子のいる世界を壊す事のない、お母さんがいる限り、邪神は蘇らないのだと。
リュージにシーラと共に笑顔を向けるカルマを見て、チェキーターはそう確信していたのです。
描き下ろし小説 黄昏の竜
リューイと名前を持つ一人の冒険者である彼は、黄昏の竜を探しに調査依頼を受けます。
夕暮れの黄昏時に姿を出す竜。
人を襲うこともなく、人里に降りることもなく、圧倒的な力を見せつける竜に、何故か懐かしい気持ちを感じるリューイは、その竜に何か懐かしい想いを感じていました。
夢の中で優しく囁いてくれる声音。
生まれ変わったらまたおいでと、そんな言葉を継げてくれた優しい声と、あの竜の咆吼が同じように聞こえると、彼はその黄昏の竜を探しに行きます。
はたして見つかるのでしょうか?
冒険に、ついてこないでお母さん! 7巻の感想
ついに最終回を迎えた「冒険に、ついてこないでお母さん!」
感動のフィナーレとなりましたね。
いやはやと最後はどうなってしまうのかと、邪神を封じる為に月まで落とすなど、スケールの大きな戦いを見せてくれました。
星をも壊す力を持つ竜・カルマ。
でも誰よりも繊細で泣き虫で、邪神の力を持ったがゆえに孤独になるも、自分に笑顔を向けてくれた赤ん坊を救い、母親になってくれた優しき竜でした。
そんな母親の愛に振り回されながらも立派な勇者となったリュージ。
彼の冒険譚でもあり、子育て日記みたいな内容となっていましたね。
竜…。
ドラゴンと言えば、お姫様を攫(さら)い、宝物を溜め込んでいるなどの、巨悪なイメージがあるも、カルマはそんなイメージを払拭してしまう程の優しさを持つおかあさんでした。
完璧な母親ではなく、息子離れできない母親であるも、誰よりも深い愛情を持ってリュージの事を愛してくれた彼女。
どんなに強力な力を持っても、邪神の存在であろうとも、母親の愛には勝てないのだと、母の存在を知らしめてくれたヒロインとも言えます。
勇者のお母さんは、大抵は彼を見守ってくれる優しい存在ですが、カルマの様な母親は中々にはいません。
優しすぎるのではなく、厳しすぎるのではなく、共に歩んでくる母親として、常に成長してくれるカルマの優しさが、リュージを作り上げたのだと言えます。
世界を救うなんて大それた事ではなく、リュージと共にいる世界を護りたい、また家族と共にいる世界を護りたいと願うカルマの優しさが、世界を救ったのだと言えますね。
お母さんの想いが世界を救うとは、邪神よりも強い愛情を見せてくれた作品でした。
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